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mr.hmvさんのブログ

(一般に公開)

時計と規格2014年01月25日20:37
先のブログでトキオさんがアップしたバージ機を観て思いました。

時計部品に規格品が使われるようになったのはいつ頃なのだろう?


以前どこかで読んだ文章に拠れば、工業規格は軍事と密接に結びついていたとありました。
戦時に軍事物資、特に武器が潤沢に供給されることは非常に重要なことで、それを購入する経済力、それを生産する工業力、戦場で修理する技術力が軍事力の基本となるという話でした。

もし工業規格がなかったら、銃器一台(丁?)毎に専用の弾丸を作らなければならず、専用の交換部品も作らなければならないことになります。ネジ一つを取っても同じです。

これでは戦に勝てるわけがありません。

時計も同様で、工芸品の領域であるならまだしも、工業製品としての時計であるならば、品質のばらつきが少なく、低廉で、精度(歩度)が安定して、部品交換が容易な製品が優れた製品であるはずです。

時計の規格品として真っ先に考えるのはネジです。

いつ頃から時計のネジが規格品になったのかどなたかご存じでしょうか?

諸賢兄のコメントを乞います。
  • 時計の歴史

コメント

1番~15番を表示

2014年
01月25日
21:45

時計のネジに限定して調べるのは難しそうですし、規格の基準も
ハッキリしませんので、一般的にその国でネジが規格化された時期を
調べた方が早いのでは?

時計のムーブメントの規格化としてはスイスのエボーシュがありますが、
これはエボーシュメーカー毎に色々だったかも?結局仕上げるのは
それぞれの時計工房ですから、部品が別作されたり代えられたりして
完成した品は規格品とは言えませんが。

時計の部品に互換性を持たせたのはアメリカで大量生産が
始まってからですよね。イギリスやスイスの時計だと、
19世紀末でも部品の互換性が無いものが多いです。

銃に関しては、WWⅡでドイツが使用したルガーP08は
元設計が19世紀末で、手組みの要素が多かったために
部品の互換性は無かったそうです。

アメリカの軍用ガバメントは基本的に互換性はあるはず。

2014年
01月25日
21:45

ミスターの疑問の答えにはなってない気がしますが一応。( ;^ω^)

2014年
01月25日
22:02

3: mr.hmv

トキオさん

いえいえ大変参考になります。

>イギリスやスイスの時計だと、19世紀末でも部品の互換性が無いものが多いです。

これは自分でイジった経験者ならではのお話です。
思いのほか後年まで規格化されていなかった印象を受けます。

アメリカの量産時計の事も頷けます。今に至るアメリカの圧倒的な国力の原動力がここにあると思います。

2014年
01月25日
22:05

4: mr.hmv

時計に限って言えば、メーカーを横断した規格品はネジ以外に無さそうですね。(汗)

2014年
01月25日
22:31

5:

非常に安直な調べ方で申し訳ないのですが、ネジの規格化に関してウィキペディアによりますと、イギリスのヘンリー・モーズリーが量産と、精密さを統合したらしいですね。
ヘンリー・モーズリー(Henry Maudslay 1771-1831)
モーズレーの工場でネジが規格化されるまではネジとナットが一対で作られていたので混じってしまうと合うのを探すのが大変だったと。

2014年
01月26日
10:43

6: mr.hmv

LEMさん

検索ありがとうございます。
ヘンリー・モーズリーを引き金に調べたらジョセフ・ホイットワースに行き当たりました。英ネジの規格で有名な人物です。
ジョセフ・ホイットワースが具体的な規格化を図り、その功績で爵位を授与されたとあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%...

ここに拠れば1840年代以降が規格ネジの普及期と言えそうです。

2014年
01月26日
15:12

7: mr.hmv

となると、電気メッキもネジの規格化も同年代ということになりそうです。

2014年
01月26日
21:13

8:

メッキもネジも軍事に大きく絡んでいるようですね。

2014年
01月26日
22:15

9: mr.hmv

悲しいかな、技術は本当に困らないと進歩しないんですね。
本当に困ったり、本当に勝たなければならない状況って戦なんですね。

2014年
01月27日
10:15

10: BFN

>軍事規格

以前書いた記事の昭和40年代資料では
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_diary&targe...
品質管理にアメリカ軍事規格が教育資料として使われていたようです。
(画像2枚目)
http://ja.wikipedia.org/wiki/MIL%E8%A6%8F%E6%A0%BC

この後、JIS規格に移行していったようですが。

2014年
01月27日
17:33

11: mr.hmv

>昭和40年代資料では品質管理にアメリカ軍事規格が教育資料として使われていたようです

あら、本当だ!

妙に執念深くて過剰な要求をする姿勢が勉強になったのかしら?(汗)

2014年
02月10日
11:02

12: 宗一郎

mr.hmvさん

もう答えは出ちゃったようですが・・・、この本をご存知ですか?

「ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語」


規格成立については詳しく書かれていなかったように思いますが、
ホイットワースの名前は出てきたと思います。

2014年
02月10日
16:32

13: mr.hmv

おっと知りませんでした。
ご紹介ありがとうございます。

ホイットワースの名前は英国車をいじる人にはよく知られていますよね。

機会があったらこの本読んで見ます。

2014年
02月10日
17:35

14: 宗一郎

mr.hmvさん

ぜひ読んでみてください。
mr.hmvさんなら、たぶん面白く読めると思います。

2014年
02月11日
00:32

15: mr.hmv

了解です!

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