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mr.hmvさんのブログ

(一般に公開)

標準化の話2014年02月08日12:54
過日【時計と規格】と題しブログをアップしました。
皆様より参考になるコメントをいただき勉強になりました。

規格(標準)化と軍事が密接に結びついていること、ヘンリー・モーズリーやジョセフ・ホイットワースといったどこかで聞いたことがある名前に巡り合えたことが収穫でした。

今日の東京は大雪でお客様も見えないので新聞を読んでいたら航空機関係の書籍広告があったので検索を掛けネットサーフィンを続けたところ、オノレ・ブランというフランス人技術者に行き当たりました。ヘンリー・モーズリーやジョセフ・ホイットワースより半世紀前の人物です。

オノレ・ブランは公差の考えと限界ゲージを発明し、その考えはイーライ・ホイットニーに引き継がれアメリカ独立戦争に一役買ったとあります。

また、聞いたことがある名前に巡り合えました。

今では当たり前で普通のことになってしまった標準化も、先人の労苦がもたらしたものとの思いを新たにしました。
  • 工作のお話

コメント

1番~6番を表示

2014年
02月08日
17:56

1:

先日の記事、そしてこれらのご紹介されておられる記事を見てみますと、いかに軍事を伴いますが産業の発展に規格化が大事であったかがよくわかります。
現在は規格化された商品が当たり前で、逆に手作り一点ものが珍重され、時計におきましては規格ものはETAポンなどと蔑まれることもありますが、なんの、改めて言うまでもなく完全に規格化されて安定供給されているものほど安心して使えるわけで、逆に手作り一点物は修理もままならないかもしれない。だからこそ代わりがない(まるで命のように)珍重されるということもあるわけですが、モノに何を求めるのかという価値観の相違をそこに感じます。特に腕時計においては実用よりも趣味嗜好性が高くなっていますから特にそう思うのかもしれませんね。「うちの時計はネジ一本から手作りしています」そういうフレーズに趣味人がちょっと惹かれたりしますのも、ヘンリー・モーズリーやジョセフ・ホイットワースが聞いたらどう思うか、面白いですね。

2014年
02月08日
18:24

2: mr.hmv

おっしゃるとおり。御意にございます。(笑)

趣味人の肴としての時計はもはや工業製品では無くて工芸品ですね。
これは、一品製作モノにとどめを刺します。

一方、互換性のあるムーブメントとその部品には敬意の念を禁じ得ません。
何故そう思うか?それはClock製作に足を踏み入れてからのことです。

ピニオンやギアを切削しその組み合わせで輪列が組み上がるのですが、私の工作技術では規格化と言うか標準化はできませんでした。すなわち、ピニオンとギアの組み合わせが一対一なのです。

写真にあるDepthing-toolでその組み合わせ毎に最適軸間距離を測定し地板に軸穴を開けたのです。標準化出来ればそういう必要はなく、さらに部品交換も容易になるはずです。拙作Clockの場合将来輪列の摩耗や破損があった場合には補修部品を作ることは容易ではありません。殆ど不毛の再切削加工が必要となるでしょう。

この体験があったことで、規格化された部品からなる製品に畏敬の念を持つようになりました。

2014年
02月08日
18:29

中国の質の悪いETAだと部品の互換性が無いものが多いですし
(一応)スイス純正として販売されているムーブメントでも
部品に相性の良し悪しが(ある場合も)あります。
部品の規格化は簡単でも、精密機械の完全互換はなかなか難しい。

2014年
02月08日
18:48

4: mr.hmv

今でも実態はそうですか・・・

2014年
02月08日
22:09

5:

さりとて、僕は一点物を自作されておられる方には畏敬の念を忘れません。
素晴らしい技術・努力・才能・根気あっての事。工業規格製品だけでは無味乾燥な世界が広がるのも避けがたいかと思います。
精密部品の互換性、同じETA同士でも相性があるのですね。完全に同じものとはいかないのですね。そうなりますと部品を組み合わせる修理士さんの腕の見せどころといったものが残されているのでしょうね。

2014年
02月08日
23:44

同感です。

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