シチズン カンパノラは、ブランドの誕生25周年を記念する「星響(ほしのひびき)」の3モデルを発表した。デュラテクトDLCによる黒一色の佇まいに、星の輝きを象徴するゴールドカラーを添えることで、時の流れと宇宙の調和を表現した限定シリーズである。ラインナップは機械式モデル1種とクォーツ式モデル2種で構成され、前者は2025年11月13日(木)、後者2モデルは12月4日(木)より発売される。

漆黒の宇宙に輝く星々の響きを表現した、3種のアニバーサリーモデル
シチズン カンパノラは、ブランド誕生25周年記念の一環として、新作限定シリーズ「星響」の3モデルを発表した。

自動巻き(Cal.Y513)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS +デュラテクトDLCケース(直径42.0mm、厚さ14.0mm)。日常生活用防水。150本限定。132万円(税込み)。2025年11月13日(木)発売予定。
新作のラインナップは、「メカニカル」「ミニッツリピーター」「グランドコンプリケーション」の3種で構成される。いずれのモデルも、ブランド初の試みとして、ケースとブレスレットの両方にデュラテクトDLCが施されており、オールブラックの外観を持つ。そして、そこにゴールドカラーのアクセントが加えられたことで、漆黒の宇宙と輝く星々が表現されている。

機械式モデルのRef.NZ0004-57Eで特筆すべきは、会津塗の伝統工芸士、儀同哲夫(ぎどう てつお)が手掛けた漆塗りダイアルだ。手作業で貝片を1枚1枚貼り付ける螺鈿(らでん)細工が施されており、150本の限定モデルで同じ表情のものがふたつとない。

さらにこのダイアルにゴールドの針、ローマ数字のインデックス、カンパノラロゴが組み合わされ、工芸的な魅力と記念モデルらしいきらびやかさの両立が図られている。

クォーツ(Cal.6762)。SS +デュラテクトDLCケース(直径42.5mm、厚さ15.5mm)。日常生活用防水。250本限定。45万1000円(税込み)。2025年12月4日(木)発売予定。
Ref.AH7064-52Eは、音で時刻を知らせるミニッツリピーターやアラーム、パーペチュアルカレンダー機能を搭載したクォーツウォッチである。電鋳パターンを持つダイアルを、ゴールドカラーの針やリングパーツで飾り、見返し部にグラデーションカラーを施すことで、音の広がりが視覚的に表現されている。

同じくクォーツモデルであるRef.AH4084-51Eは、ミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフの4大複雑機構を兼ね備えたグランドコンプリケーションだ。

クォーツ(Cal.6772)。SS +デュラテクトDLCケース(直径43mm、厚さ16.5mm)。日常生活用防水。250本限定。50万6000円(税込み)。2025年12月4日(木)発売予定。
本作では、ミニッツリピーターの高音と低音、ふたつの音が響きあう様子を、見返しリングのグラデーションで表現。さらにダイアル上にゴールドのアクセントカラーを差し込み、ブラックのダイアル、ケース、ブレスレットとのコントラストが演出されている。またこちらでも、上述のミニッツリピーターと同様に、2時位置のプッシャーのみゴールドカラーで彩られた。




