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豆蔵さんのブログ
(一般に公開)
- 【限定】どうするべきか2010年04月19日09:41
-
針ズレを起こした、ハリー・ウィンストンのプロジェクトZ1・・・、
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
これを修理に出したお店から、メールが届いてました。
修理完了ということなのですが・・・。
こちらが、その内容です。
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お世話になっております。
昨日修理から戻って来ましたのでご連絡です。
内部的な説明を入れておきますので、
お読み下さい。
ザリウムのムーブメントはピエールクンツのムーブをベースに製作されており、
クロニグラフの針を取り付ける部分が円形のカムになっいます。
そのカムをバネの力によってレバーで押さえている構造なのですが、
押さえが円形という特殊な構造の為、
通常の歯車のかみ合いと違い、
使用とともに金属磨耗が生じ、
だんだん位置がスタート位置やリターン位置がずれて来るらしいのです。
これはレトログラード機構全てに起こる現象との事で、
メーカー側はここの部分をなんとか正確にしようと企業努力を行っているのですが
なかなか解決出来ない問題だそうです。
今回の修理ではスタートを押すと1メモリ下がって動き出しますが
30分を経過してマイナス方向まで下がる事はありません。
30まで行き0に戻る動きになっています。
この1メモリ下がって動き出すのは
スタート/リセットの衝撃によりレバーとカムの接する位置が若干ずれる事が原因です。
この原因はクロノグラフの使用によって生じた磨耗(クリアランス)がある為なので直せませんでした。
メーカー純正のカムで交換すれば一旦は直るのですが、
また同じ症状が出るのでこの状態でお許し下さい。
最初から分かっていれば販売時にお伝え出来たのですが、
申し訳ございませんでした。
お読みいただき、ご連絡をお待ちしておりますので発送先をご連絡いただければ直にお送りさせていただきます。
よろしくお願い致します。
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これを読んで、
(スイスに送れば、とりあえずは直るのでは?)
と、思いましたので、お店に電話してみました。
詳しく話を聞いてみると、
・スイスに送れば、とりあえずは直るけれど、またすぐ壊れるかもしれない。
新たに交換した円形のカムの硬度が硬ければ、しばらくは大丈夫だけれど、柔らかければ、またすぐ針ズレを起こす。
・ストップウォッチを使わなければ、摩耗しないので壊れない。
・そのお店の依頼している時計師さんで、歯車も作る人がいるので、その人にしっかりした部品を作ってもらい直してもらえば、当分は大丈夫だろう。
ただ、クロノグラフの使用頻度が高いと、やはり摩耗しやすい。
・現在は、針ズレを起こしたと言える状態ではないので、下取りに出しても、故障した状態だとは言われない。
と、いうことのようです。
これは、困りました。
クロノグラフを使わなければ大丈夫と言われても、ウォーキングの時間を計測するのに使うための時計ですから、それでは持っている意味がありません。
選択肢としては、
・スイスに送って、ちゃんと直してもらう。
これは、高額な修理代が掛りますし、戻ってきて、またすぐ壊れる可能性もあります。
・しっかりと直せる時計師さんに頼んで、直してもらう。
これでも、クロノグラフを使っていれば、また壊れる可能性があります。
・現在は、とりあえず直っている状態なので、プロジェクトZ1を下取りに出して、別の普段使いの時計を購入する。
気に入っている時計ですが、これが一番かも知れません。ただ、他のお店に下取りに出すのは、良心が痛みますから、そのお店に下取りに出す事になります。あまり高く買ってくれないところなので、そこが心配ですね。
・また壊れても、気にせず使い続け、ウォーキングの時間は。携帯電話のストップウォッチで計測する。
これは、無いですね。これでは持っている意味が無いです。
クンツのレトログラードは、こういう構造なので、仕方ないらしいです。
ただ、クンツ本人が作る場合は、こうはならないそうで、だからクンツは天才なんだと言ってましたが・・・。
ちなみに、メールには、この画像も添付して有りました。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
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