10月のカレンダー

1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

最近のコメント

各月のブログ

豆蔵さんのブログ

(一般に公開)

【限定】以前より高くなっているそうです2011年10月25日11:10
(プルルル・・・、ガチャ)
「はい、○○です。」
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
「どーも、豆です。えー、申し訳ないんですけど、このまえ話をしました懐中のリピーターのOH、お願いしたいんですけど。」
「あ・・・、いや、大丈夫なんですけど・・・。」
「ん?いや、ご迷惑なら、そう言っていただいて構いませんよ。」
「いえ、大丈夫なんですけど、以前より随分料金が上がっちゃったんで・・・。」
「ああ、それは構いません。きちんと整備しておきたいので、お願いします。」
「分かりました、じゃあ、とりあえず送って下さい。見積もりが出ましたら御連絡差し上げます。」
「でも、何で、料金が上がっちゃったんですか?金の高騰とは関係なさそうだし・・・。」
「うーん、出来る時計師さんが少なくなっちゃったんで、それで強気になってるみたいなんですよね・・・。」

時計業界でも、時計師さんの人材育成が必要なようです。
  • 時計のメンテナンス

コメント

1番~10番を表示

2011年
10月25日
11:12

1: 豆蔵

だとすると、40万って言われたお店の時計師さんは、それほど高いってわけじゃなかったのかな?

2011年
10月25日
11:55

2: masa

人材不足なのですね。。。

実際おいくらなのか気になります。
しかし40万って。。(汗

長めに考えて10年に一度とすると。。うーん。
必要な気もするようなしないような。。(^^;

2011年
10月25日
13:04

3: 豆蔵

masaさん、こんにちは。

高齢の方が多いんでしょうか。
こちらでも、3軒くらいあった時計修理屋さんが、今は1軒しかなくなってしまいました。

幾らになるのか、見積もりが出ましたら、限定でお知らせします。

2011年
10月25日
23:31

なんだか、もう、もの凄い世界になっている感じです、、、、

2011年
10月26日
01:49

説明しましょう。(笑)

そもそも高級機械式時計のブームが来る前の日本の時計市場では
懐中リピーターのような時計に接する機会が少なかったんです。

クオーツショック以後、機械式時計をしっかりOH出来る時計師も
少なくなり、リピーターをしっかり修理出来る時計師は
数人とまで言われていました。

それが近年ネットの普及で、誰でも気軽に海外オークションに
参加できるようになり、多くのリピーターが輸入されるようになった。

しかしリピーターはデリケートな機械のため、不具合が出やすい。
一見完全稼働に見えても、中には大きな不具合が隠れている
物が少なくないんです。

100年も経ってる懐中時計は長い間に色々な時計師の手を
経て来ていますので、どこかで適当な修理がなされると、
修理にあまりお金を掛けたくない客の要望もあったりして、
取りあえず「動けばいい」レベルの修理がされている場合もある。

業者もなるべく修理代を掛けずに儲けを増やしたいので
ろくな修理もされずに市場に流通するリピーターがゴロゴロしている。

そういう「ハズレ」を買ってしまった日本人が、日本国内で修理しようと
思うと、修理出来る時計師が居なくて殆どの店で断られる。

稀に修理できます。と言う店も、結局修理できる数少ない時計師に
外注しますから、日本中のリピーターが腕の良い時計師に集中する。

修理のバックオーダーが溜まりすぎれば、高額でも修理したいという
客の時計が優先され、修理代のUPにつながる。

2011年
10月26日
01:58

重要なのは、リピーターの機械のランクに合わせて修理代を考えるということ。
石数が少なく、比較的安価な作りのリピーターの修理に20万円以上
掛けるのは、ハッキリ言って損。

豆蔵さんのは高級品ですからOHに20万円掛ける価値はありますが、
問題はそのOHの中身。時計師がどこまで手を掛けるかは外からは見えない。

そういう意味で、大した調整もせずにただ分解洗浄して組み立てるOHに
30万円以上払うのは、お金をドブに捨てるようなもの。
本当に信頼できる店は、中身を見てからしっかりとした見積を出します。

OHしてもレバーの動きが軽くなるという保証も無く、同じような感じで
OHから戻ってきたら、「あれ?」となるでしょう。

2011年
10月26日
03:41

あと少し話がズレますけど、昔の時計修理って、メーカーに出さずに
町の時計屋さんがやっていた。壊れた部品はメーカーやガラから
調達したりして、腕さえ良ければそれなりにちゃんと修理出来ていた。

しかし現代の高級時計メーカーは部品を出さない。裏蓋を開ける
工具も特殊化して、簡単には開けられないブラックBOX化していて
そのくせ故障の原因は外観で決められてしまう。

そしてOHも修理もメーカーでやる。日本に技師を置いておきながら
スイス送りになる時計達。。。OHサービスもろくにできないなら
何のための代理店なのか?

クオーツショック以後、機械式時計を修理出来る店も少なくなり、
修理出来る店も高齢化で店を閉める。

現在の日本は、機械式時計修理において非常に不都合な環境と
言わざるを得ない。メーカーとしては、ヘタな修理によってブランドの
イメージが傷つく事を恐れる事情があるというのは理解できる。

しかし、ヒコを卒業した時計師たちが自分の店を持って
色々な高級ブランドの時計を修理する環境は日本には無い。
そのくせメーカー送りで戻ってきた時計の修理が不完全だったりもする。

ロレックスやブライトリングなどは、修理体制もしっかりしているようですが、
スイスメーカーは、時計の量産を考える前に、しっかりと安心して
修理を任せられる環境を作るべきだと思うんですよね。

長くなってスイマセン。

2011年
10月26日
08:02

8: 豆蔵

越後屋さん、おはようございます。

こちらの時計修理屋さんも1店舗しか無くなりました。
私が時計に興味を持ち出した5年くらい前には、もう1店舗有ったんですが・・・。
いま有るところもお爺ちゃんの時計師さんですから、ちょっと心配です。
お元気そうですけどね。

2011年
10月26日
08:16

9: 豆蔵

トキオさん、おはようございます。

ありがとうございます。
大変に良く理解できました。

見積もりが出てきたときに、レバーを直せるか聞いてみます。

裏蓋云々で思い出しましたが、ゴタゴタが有る前にジュルヌの直営店で、
「近いうちにクロノグラフの修理くらいまで、国内で出来るようになりますよ。」
と、言われたんですが、あれはどうなったのかな。
もう関係ないのでどうでも良いのですが(笑)、ちょっと気になってしまいました。

こちらには、時計屋の元締めみたいな大きな時計屋さんがあって(10年くらい前に潰れましたけど)、そこに市内の壊れた時計が集められて直していたみたいですが、今は時計も使い捨ての時代ですからね。
修理の仕事も、ますます少なくなっているんでしょうか。
とはいえ、昔は私も壊れた時計を捨てて買いなおしていたんで、偉そうなことは言えませんが・・・。

2011年
10月26日
08:20

10: 豆蔵

トキオさんの説明のおかげで、トキオさんが心配してくださった理由が、凄く良く分かりました。
これでは心配されるのも、もっともなことです。
(あそこに頼むんだから大丈夫!)という、思い込みが有ったみたいで、私も心配になってきました(笑)。
見積もりが出た時、ちゃんと聞いてみます。

1番~10番を表示

コメントを書く

本文
写真1
写真2
写真3
Chronos定期購読のお申し込み