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至高クロノグラフ2012年08月29日16:16
機械式時計とクオーツの大きな違いは機械式のほうがトルクが強いということ。
すなわち質感の良い大きな針を多数動かすことが可能。
時計史を見ても1969年の自動巻きクロノグラフ開発で各社凌ぎ合い、結果として1970年代のクオーツショックにおいてもクロノグラフは愛好家達に認められ、生き残ったメゾンもあるのではと思います。
クロノグラフこそ機械式時計の醍醐味ではないでしょうか。

5年ほど前、自分が思う至高のクロノグラフを手に入れたいと思いました。
この年、2007年はジャガールクルトがデュオメトル、パルミジャーニがカルパグラフ、IWCがcal.89360を発表し話題となり、また、2006年はLUCのクロノワンが発表され、往年のブランパンヴィルレやブレゲのマリーン、ロレックスのデイトナ、ゼニスエルプリメロ等様々なクロノグラフの名機がありました。
その中で最強のクロノグラフと言われていたのがランゲのダトグラフ。同じくランゲのダブルスプリットの機能はすごいけど、分厚く(15.3mm)バランスに欠け完成度としてはダトグラフのほうが優れていることからダトグラフが王者と言われていたのでしょう。
ダトグラフは1999年発表され、初めて見せるためにムーブメントを作り上げたモデルではないでしょうか。ロンジン30CH、エクセルシオパーク、ヴィーナスなど過去の名機でもこれほど見せるために手は掛けてません。
現行でダトグラフの対抗馬として考えたのがパテックの手巻クロノグラフ5070。ノーチラスの5980も良いのですが、流行り的な同軸クロノで自動巻きということからムーブメントを見せるという点で対抗馬にはなりません。
ここでダトグラフと5070の比較。
ダトグラフ:
ケース径39㎜。厚さ12.8㎜。Cal.L951.1。パワーリザーブ36時間。
5070:
ケース径42㎜。厚さ約12㎜。Cal.CH27-70。パワーリザーブ60時間
42mmでボテッとしたケースに951.1と比べると配列・仕上ともいまいちなレマニアムーブ。
この二つは同じ年に発表されたのですが、ダトグラフのほうが評価が高かったのが分かります。
もはやダトグラフで決まりで良いのではと思ったのですが、気になる点がありました。
ケースの厚さ、サファイア風防の平べったさ、パワーリザーブの短さ。
決まり切れず、色々と悩んでいるうちに2008年になり、もはやバーゼルまで待って見ることに。
2008年、この年も新型クロノグラフが現われました。
モンブランのニコラ・リューセック、ブレゲのクラシッククロノ、GOのセネタ・シックスティーズクロノなど、この時点で手巻きに拘らなければ、FPジュルヌのオクタ・クロノグラフ(40mmで5日巻)で良いかなどとも思いましたが、よく行く時計屋から「各社クロノグラフの開発中でもう少し待ってみては。パテックもレマニアとの契約が切れるので必ず出してきますよ。」との情報が。
そして、私的にダトグラフが暫定1位のまま2009年に。

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2012年
08月30日
12:00

追記

以前、教えてもらった動画です。
CH27-70がレマニアムーブ(ようはオメガで言うcal.321)というのが良く分かります。
パテックの店長は手を加えてない部品は3つくらいだけです。と言ってましたが、ベースがそのままなので仕上げマニア的には面白味に欠けます。

http://i229.photobucket.com/albums/ee69/FL_Investor/Omega...

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