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セレブな空気。まさにクロノスの世界。

時計の未来、私的にはローテクとハイテクの完全な2極化だと思います。時を示すだけならローテク。ハイテクは絶対にローテクにできない分野のハイテク。

僕は、嗜好品と実用品の切り分けが大事だという話をしました。
スマートウオッチの話題も出ましたが、現状の機能では、必需品とは成り得ないので、買う気を起こさせるだけの魅力に乏しいという話もしました。

スマートフォンやタブレットに比べて腕時計がアドバンテージを取れるとしたら、そのものずばり腕につけるということです。そしてそれを活かすことができるのは強烈な個性か特化した機能かだと思います。強烈な個性は浅岡さんが作られるような唯一無二の時計をはじめ、やはり高級機械式時計が主力であろうと思います。つまり身に付けることでその人なりを示す一つのアイコン足りえるものがそうでしょう。もちろん高級である必要はなく自分なりを腕時計で示そうと思われるなら選択枝はさらに増えますが、それはあまりにニッチ。市場としては成り立たないと思われます。そしてもう一つの特化した機能というのは、腕つまり肌に直接つけるという利点ですね。現在のところは脈拍くらいしかとれないようですが、将来的には身体の健康状態を管理できるセンサー機能が更に開発されてくると思います。あくまで未来の話ですが病院での血液検査不要でリアルタイムに健康状態が把握できれば医療はもっと発達するでしょう。良いか悪いかは別問題として。もっともそれはすでに腕時計と呼べる代物ではないかもしれませんが。