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ワールドタイムさんのブログ

(一般に公開)

自動巻きクロノグラフの最高峰<ジュエラーの実力者>2015年01月14日11:41
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ショパールは1996年にLUCキャリバー1.96を発表し、それまでのジュエラーの常識を覆し、マニュファクチュールへの道を歩き出す。
そして2006年、確信犯的に自社クロノグラフムーブメントを登場させた。
それがLUCクロノワン、ムーブメントはLUC03.03-L(LUC11CF)、
キャリバーのスペックは
サイズ:28.8mm
厚さ:7.6mm
パワーリザーブ:60時間
振動数:28800
石数:45石
フライバック搭載。



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ムーブメントの仕上げは雲上をも凌駕するほど美しく、ここに時計メゾンではなくジュエラーの意地を感じる。
この点に関しては他を圧倒する、まさに最高峰と言える。


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ただ、個人的好みでは新型デイトナでも言ったように左右のインダイヤルがセンターよりUPされているのが気になるのと、
中をくり抜いた枠だけの針がイマイチに見える。
おそらくインダイヤルの視認性を高めるため、このような針の形状にしたと思われるが、そのため針の存在感がなくなり、人の顔でいうなら眉毛がないような印象を受ける。

それでも2009年にはSSの廉価モデルが登場。
500本限定、144万円と破格。
この価格ならムーブメント買いもありかなと考えた時期もありましたが、やはり顔は重要ということで踏みとどまりました。


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そして2年後の2011年に新型のクロノワンが発表。
針と文字盤は激的に良くなり、アリーナ型のグラスバックは見ごたえがあります。
また、秒針のゼロリセット機能がオーダー可能というのも良いです。
しかしながら残念なところもあります。
旧型42mmから44mmへサイズUPし、竜頭ガードがデコり過ぎ。
ここまでケース右サイドが重くなるとバランスも悪いだろうし、
遠目で見た感じも違和感があります。

ピンバックルというのも均衡がとれなくて頭が重く感じそうです。
それに新型の価格税込4,298,400円と言うのは同じ年に発表されたデイトナのエバーローズゴールドモデルが270万円(当時265万)ですからコスパでは惨敗。

さらに構造上気になる点が一つ。
それはこの価格の自社ムーブでフリースプラングでなくヒラヒゲゼンマイということ。
1.96にも言えますが、なんで緩急針??(あくまで個人的に高級ムーブといえばフリースプラングという考えがある)
ちなみにデイトナのエバーローズゴールドモデルはフリースプラングだしDバックル。

結論をいうと、やはり伝統あるアイコンを持つ時計メゾンにはまだ及ばずでした。

つづく
  • 最高峰シリーズ

コメント

1番~13番を表示

2015年
01月14日
11:43

とは言いましてもLUCはやればできる子なので今後に期待します。

この手巻クロノグラフなどは50本限定モデルですが逸品だと思います。

LUC1963クロノグラフ

439万円(税抜き)

2015年
01月14日
12:42

ワールドタイムさん。

説得あるインプレッション! うんうんとうなずいちゃいました。

最後に紹介された手巻きクロノは確かに値段を除いてはやればできる子ちゃんだと思いました。裏の顔は綺麗ですが表の顔はのっぺりし過ぎ。
も少し色気ないとね。

2015年
01月14日
14:55

ジェジェさん

ありがとうございます。
好みの問題で書きたい事を書いているので反対意見もあると思いますが、
ご意見番に納得いただき安心しました。

手巻クロノの文字盤はおっしゃるように立体感が出れば一層よくなると思います。

2015年
01月14日
15:19

ワールドタイムさん

クロノワンのSSは私も針と文字盤が残念!と思っていました。
価格も私の手が届く範囲を超えていましたが。。
知り合いに買わせようとしましたが、ダメでした。

2015年
01月14日
16:09

宗一郎さん

SSのクロノワンはせめて現行の針に交換できればかなり良くなる気がしてますが、たぶん針の長さも違いますよね。

>知り合いに買わせようとしましたが、ダメでした。

それは残念でした!

2015年
01月14日
18:26

6: 豆蔵

最初に発売されたクロノワン、地味なんですよね。
それ以来、クロノワンには、全く注目してませんでした(笑)。

2015年
01月14日
19:10

7: トシ

ワールドタイムさん

時計に興味を持ち始めた年、時計ビギンの年間ベストウォッチがこれだったので印象深いです。当時は腕時計に100万円以上払うなど論外でしたので非現実的な存在でしたがずっと覚えており、昨年中古を見つけたときには本当に心が動きました。
次に出会ったら、今度はやってしまうかもです。

このシリーズ、勉強になります。

2015年
01月15日
00:52

ワールドタイムさん、

しつこいようですが、インターのパーペチュアル、エディション、クルト・クラウスが当時の低価400万円+アルファでした。

歴史のある時計メーカーであの仕上げでパーペチュアルで400万円というのは当時はとても手が届かなかったのですが、今となっては、なんかお得感があるのはいったいどういうことなのか、うーむ、という感じな昨今なのです。

このシリーズ、大変楽しみにしております。

2015年
01月15日
05:17


>1.96にも言えますが、なんで緩急針??

正統派のブログを有難う御座います。
1.96の開発は90年代前半、あの当時はフリースプラングはまだ主流ではなく、
ジュネーヴシールを狙うChopardとしては、伝統的なスワンネックに美を見出したのではないかと想像しています。個人的にはスワンネック+チラネジ好みですが、テンワはフラットで精度が出るとの自信が感じられます。

一方、あのロレがマイクロステラナットCal3135を搭載したのが確か1988年、そう考えるとロレの先進性というのは流石です。

>アリーナ型のグラスバック・・・

なんだかごま擂り鉢みたいですが、ここまでデコラティブなのはチョイやり過ぎの気がしますが、造形的には面白いアプローチだと思います。

余談ですが独立系で一番心配なのが後継者であります。パテは息子への継承が上手く逝っており、現社長も息子さんがいるのでいずれ将来、台頭してくると思いますが、ご存じの通りショイフレ家は心配です。
ブランドの威光、進歩、維持が如何に難しいか、この両ブランドは歴史こそ違いますが恰好の例として注目しています、、、って、その前にコチラの寿命が持ちませんけど・・・(>_<)

2015年
01月15日
09:27

豆蔵さん

旧クロノワンはインパクト薄いですよね。
豆蔵さんの好みでないのは分かります。

2015年
01月15日
09:33

トシさん

>昨年中古を見つけたときには本当に心が動きました。

すごい良く分かります。
私も70万台で発見したときは衝動買いしそうになりました。

クロノワン自体ブティックでもほとんどおいておらず、
他の代理店に関しては受注生産のようなオーダーシステムのようです。
この貴重なタイムピースがアンダー100で手に入るなら考えますね。

2015年
01月15日
09:42

ししゃもさん

私も永久カレンダークロノグラフでこの価格は魅力的だと思ってました。

ただケースが大き過ぎるのですよね。
なので実用不可と判断しました。

ししゃもさんならお似合いかと思いますよ。

2015年
01月15日
09:52

ゼンマイオヤジさん

おお、お持ちの黒文字盤ですね。
運命的な出会いのブログを拝見させていただきまして
今でも強い印象が残っております。
私が1.96を購入する動機の一つでした。

緩急針の件、ご解説ありがとうございます。
技術力はあるのになぜなのかと思ってましたが納得致しました。

>ご存じの通りショイフレ家は心配です

なるほど、お家事情までは知りませんでした。
そのあたりを含めると今後の方向性に興味がわきます。

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