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teacupさんのブログ
(一般に公開)
- 万年時計のゼンマイはなぜ真鍮なのか(3) ――複製プロジェクト2015年02月21日08:33
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万年時計は、江戸時代に作られた国産時計の最高峰です。
側面が六角形をしており、それぞれの面に以下の表示機能があります。
1.和時計(自動制御の割駒による不定時法時刻表示)
2.二十四節気(この面は他の5面と異なり、内部の機構とは接続されていない。その年の二十四節気に該当する月・日を手書きするメモ面)
3.七曜および時打ち
4.十干十二支による日付
5.月齢
6.洋時計(定時法時刻表示)
さらにこの時計の天頂部はガラスのドームになっていて、内部にはガラス板に描かれた日本列島の上空を、太陽と月を示す球体が季節によって軌道を変えながら運行する仕組みが備わっています。
万年時計は過去に何度か修理や機構の調査が行われてきましたが、1998年、これまでにないプロジェクトが開始されました。分解調査と復元および複製の製作という、極めて大がかりなもので、最終的に2005年に複製が完成し、同年、名古屋で開催された愛・地球博での展示に至りました。
このプロジェクトについてまとめられた報告書が、上掲写真の文部科学省特定領域研究「江戸のモノづくり」研究班『万年時計復元・複製プロジェクト』(2005年)です(以下、『復元報告書』と略)。万年時計の機構に関して極めて詳細な情報が掲載されており、技術的な興味がある方には特に有益です。(全54ページの小冊子であり、概論としてまとめられた報告書ですので、次のステップとして、過去の研究までも俯瞰した、万年時計の機構に関する集大成的な書籍の刊行を期待したいところです)
なお、プロジェクト関係者の共同執筆による論文が発表されおり、日本語のものはネットからアクセスができないようですが、英語のものは以下のPDFでネット閲覧できます。
http://www.iftomm.org/iftomm/proceedings/proceedings_Worl...
http://www.iftomm.org/iftomm/proceedings/proceedings_Worl...
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