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kuniyosiさんのブログ

(一般に公開)

プラスとマイナス2016年05月07日23:44
以前、TBS系列局のテレビ番組「この差って何ですか?」で、プラスネジとマイナスネジの違いについて放送してまして・・・・・・・。


http://www.tbs.co.jp/konosa/archive/20150412.html


上記のサイトにある通り、


プラスネジ: ネジ山がつぶれにくい。
        入り組んだところにあるネジにもトルクをかけやすい。
        
       その代り、溝に汚れがたまりやすい。


マイナスネジ:  溝に汚れがたまっても、かき出しやすい。

          そのため、汚れがたまりやすいところに使われる。


という放送内容でした。


この前、休日の再放送枠として放映されていたので、改めて見て


「ネジ山がつぶれにくい」
というところに違和感を感じたので、知り合いのメガネ屋さんに聞いてみたら、


①メガネに関していえば、昔はマイナスネジだらけだった。


②それは家で蝶番のネジ締めをする人が、誤ってネジ山を舐めても(潰しても)マイナスネジならタップで溝を切りなおせば、緩めることは可能だったから。プラスネジだと、溝の周囲の広範囲を損傷していることが多い。


③最近はネジの品質も良くなったので、プラスとマイナスが明確な使い分けがされているとは感じない。



とのことでした。


さて、時計のムーブメントについてですが・・・・・・・・。


マイナスネジだらけなのは、

http://toyokeizai.net/articles/-/68885?page=2


コチラの記事では、


「腕時計が作られるようになった1920年代には、まだマイナスネジしかなく、ヨーロッパを中心とした高級腕時計メーカーにおける古くからの職人たちの手仕事の証となった。このことから、腕時計にかぎってはマイナスネジのほうが高級感やクールなイメージがあり、デザインの面で現在の製品にも積極的に採用されることがあるという。」


とのことですが、1935年のプラスネジ誕生以降もメーカーがマイナスネジを採用し続けたのには、上記の


「手仕事の証」

「高級感」

「クールなイメージ」



も理由のひとつかもしれませんが、もっと即物的な



「もしネジになにかあっても、マイナスネジの方がやり直しが効く」



という理由があったのかもしれないと思いました。


事実、長きにわたってメンテナンスされながら、動き続けるムーブメントもあるわけですし、その過程で起きるネジトラブルに対応しないといけないので。^^
  • 雑感

コメント

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2016年
05月07日
23:47

備忘録のために書いた駄文ですが、時計業界の常識だったらスミマセン。(^^;)

2016年
05月09日
11:10

kuniyosiさん

マイナスネジの方が高級感があるというのは考えたこともありませんでしたが、
確かにロイヤルオークなど外装にネジがあるものは、だいたいマイナスネジ
ですね。G-SHOCKも私が持っているGW-5600系とかGULFMANではプラス
ネジですが、最近の高級化しているモデルではマイナスに変わっているので
しょうか。

腕時計にプラスネジがあまり使われない理由はサイズもあるのではないで
しょうか。最も小さなプラスネジがどれくらいのサイズなのか知りませんが、
ねじもドライバーも強度を考えるとあまり小径には出来ない気がします。

とは言え、やはりご指摘のようにマイナスネジの方が頭をツブしてしまっても
対処方法があるというのは当たっているように思います。

お題とは直接関係ありませんが、ねじと言えばこの本が面白かったです。

ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語

2016年
05月10日
22:32

宗一郎さん

いろいろ調べてみましたが、最も小さなプラスネジはセイコーの5に入っている7S系のムーブメントに使われているもののようです。

http://m.aumall.jp/item/232398784

コチラがそれ専用のセイコー純正ドライバーで直径は1mm!!

ちっちゃすぎます。(^^;)

「ねじとねじ回し」の本は持ってましたが、この前整理の時にBOOK OFF 送りになりました。
物を溶接その他の手間なく接合できるネジという発明がどこまで人間の文明を進めたのかが書かれていて、面白かったですね。^^

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