[webChronos] -- 時計専門誌「クロノス日本版」オフィシャルSNSサイト --

ＣＰＣＰと言えば既に皆様お分かりかと思いますが、
もちろん『コレクション・プリヴェ・カルティエ・パリ』の略です。
カルティエは時計メゾンとしても一流でしたが、ジュエラーのイメージが強かったことからどうしても女性向きブランドのイメージを払拭できないでいました。
そこで１９９８年に男性の時計愛好家達に支持を得るべく、ＣＰＣＰを誕生させました。
そのコンセプトは、機械式ムーブメントへの拘りで、ピアジェやフレデリックピゲの高級ムーブメントをさらにカルティエのスペシャルチューンをほどこし、グラスバックで鑑賞できるようにしたものです。（ソリッドバックも有り）
さらに特別感を出すため、「SWISS MADE」や「SWISS」のかわりに「CARTIER PARIS」というロゴを文字盤に入れました。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
これによりＣＰＣＰは男性ファンを多く取り込むのに成功。
今、カルティエのメンズモデルが充実しているのもＣＰＣＰが売れたからと言って過言ではありません。

ＣＰＣＰは2008年に生産終了しましたが、その後のモデルでは更に完全自社ムーブ（1904MCなど）を搭載したカリブルやタンクＭＣなどが誕生しました。
もはやカルティエはただのジュエラーではなくマニュファクチュールとしても確立したと思います。

でも正直個人的にはあまり興味がないブランドには変わりなく、自社ムーブを造れるようになったといってもベースはあれなので、カルティエ買うならジャガールクルト買ったほうが良いという考えでした。

しかし、今年のテーマが角型手巻ということで今まで調べることもなかったモデルも検索するようになり、ＣＰＣＰで非常にストライクなタンクを発見しました。

http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
それまではＣＰＣＰのタンクと言えばアビスの２タイムゾーンやタイム＆デイトのようなひと癖あるモデルしかないと思っていたのですが、２針のシンプルなアビスもあったのですね。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image... http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image... http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
この顔でＣＰＣＰのムーブメントなら文句なしです。
初めてカルティエ欲しいと思ったかもしれません。
でもこのモデル残念ながら探しても見つからないのですよね。

ということでＣＰＣＰの２針アビスも角型手巻の最高峰に認定しました。
カルティエ買うならコレです。

まあ、気長に探したいと思います。


つづく