10月のカレンダー

1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

最近のコメント

各月のブログ

ワールドタイムさんのブログ

(一般に公開)

3針手巻の最高峰<トレゾア>2016年10月14日15:25
角型手巻もまだ完結しておりませんが新シリーズです。

時計に興味を抱き、ある程度蒐集するようになると、やはりクロノグラフや永久カレンダーのような多針モデルに憧れる。
多針こそ機械式時計の醍醐味だと思うが、中にはそれを通り越してシンプルな2針こそ究極のドレスウォッチと考える人も多いでしょう。
クロノス編集長広田さんも言ってますが、2針は時間を気にしないようなセレブが好むそうなので、日々時間に追われている私は秒針がないと「時計止まってるじゃん!」と勘違いを招くだけです。
なので私はそのラグジュアリーな領域に辿り着くことはないと思います。

しかし、シンプルな3針に関しては時計の王道であり基本ですから良いものを持ちたいと常々考えており、元々時計を蒐集するきっかけになったのがオメガの30mmキャリバーでしたから秒針を見ていて安心感すらあります。

以前スモールセコンド3針のアガリ時計と言ったフィリップ・デュフォーのシンプリシティがありますが、これに関していえば今も変わらず。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
おかげでジュルヌだろうがローランフェリエだろうがグロスマンだろうが欲しいと思わなくて済んでいます。
では、センターセコンドの3針は?
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
と言うと大昔に手に入れたオメガの30mmキャリバー30T2-SC-RGがお気に入りになります。
このCK2367はオメガのバイブルとも言うべき「THE OMEGA BOOK」に掲載されており、
1947年11月にオーストリアで発売された希少なもので、当然ムーブメントはクロノメーター仕様の丸形緩急装置の手巻が搭載されています。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image... http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
長らく私の中でCK2367は中3針モデルの最高峰として存在しておりましたが、今年ついに入れ替わる時計を入手しました。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
それがこの「デ・ヴィル トレゾア マスターコーアクシャル」オメガブティック限定モデルです。

オリジナルのトレゾアは1940年代にまさに30mmキャリバーを搭載しておりました。
トレゾアとはフランス語で「宝物」の意味だそうで、オメガの輝かしい記録を樹立した30mmキャリバーをリスペクトし、再び宝箱を開けたという思いで造られたのが新トレゾアです。

ムーブメントは30mmキャリバー同様に手巻のcal.8511が搭載されています。
自動巻で実用時計一辺倒の開発ばかりしていたオメガがなぜ突然薄型手巻のドレスウォッチを造ったのかは謎ですが、スペックは完全に最新仕様になっています。
キャリバー8511スペック
・超耐磁15000ガウス
・パワーリザーブ60時間(ツインバレル)
・シリコン製髭ゼンマイ(Si14)
・コーアクシャル脱進機
・両面無反射サファイア風防
・ブルーエナメルドーム型文字盤
・世界限定88本
・ケースサイズ40mm
・厚さ10.6mm
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image... http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
基本は自動巻の8500がベースですが邪魔なローターが無いので見応えがあります。
レッドゴールドのテンプ受けが往年の赤金メッキされた30mmキャリバーを彷彿させます。
特筆すべきは横から見たビンテージのような薄さです。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image... http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
ブルーエナメル文字盤はグラデーションが掛かり文字盤の淵に行くにつれ深いブルーに変わってゆきます。
http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image... http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...

またこのドーム型文字盤に合わせて分針・秒針が先曲げ調整されています。
おかげで針のセッティングは文字盤に張り付くようにシビアなクリアランスを保っています。

オメガの歴史的名作を最先端の技術で蘇らせたデ・ヴィル トレゾア マスターコーアクシャルはそれだけで十分魅力のあるモデルでしたが、今年の7月に出逢った今手元にある個体はシリアル番号がサッカーをしているうちの子供の背番号だったこともあり、これは縁だから買わなきゃいけないと思い入手したのもです。

結果的に満足度は高く、夏場を過ぎた頃から出番多く使用しています。

ただ一つ、ノンデイトだったら完璧でした(笑)

https://www.omegawatches.jp/ja/watches/de-ville/tresor/ma...

http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image... http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_album_image...
つづく
  • 最高峰シリーズ

コメント

1番~6番を表示

2016年
10月14日
15:44

ワールドタイムさん。

オメガやりますね!  グッジョブ! です。

2016年
10月14日
16:54

ジェジェさん

やればできるんですねオメガも(笑)

2016年
10月15日
15:19

とても面白いお話の流れですね。
楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。

2016年
10月17日
09:45

ワークスの日記さん

こちらこそお読みいただきありがとうございます。

7月購入の時計の話が10月になってしまいました。

2016年
10月17日
13:27

>ノンデイトだったら完璧でした

ほんとにそうですね
3針ノンデイトは潔いですね。まさに「ザ・腕時計」だと思います
私も PP5116や565に対する思い入れが深まってきております

2016年
10月17日
14:32

穴ロクさん

お持ちのカラトラバは間違いなく「ザ・腕時計」ですね。

おっしゃるように飽きの来ない不偏的な存在感がありますね。

1番~6番を表示

コメントを書く

本文
写真1
写真2
写真3
Chronos定期購読のお申し込み