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(一般に公開)

『7曜日制の起源とは』 ~2017年04月01日09:48


今年のBASELも閉幕し、今日から4月。
朝晩は未だ肌寒いが、流石に気分的には春爛漫。
欧州でも先週から夏時間に突入。
この機会に現在の7曜日制について考えてみた。
※因みにエイプリル・フールネタではありません・・・(>_<)

***

調べてみると、どうやらその起源は『新バビロニア帝国』にあるようだ。
今から約2600年前の時代である。
空中庭園やバベルの塔でも御馴染みの『古代7不思議』の一つ、
あの新バビロニア、であります。

1 年を12カ月、1週間7曜日、1日24時間と定めたのもこの国らしい。
曜日の「曜」とは日が羽ばたく「輝く天体」の意味。
彼らは目視可能な5つの惑星と太陽、月の7つの天体を
地球から遠い順に並べたのだ。

即ち、土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月、の順となる。
当時においても地球からの距離判断が出来たというのは単純に驚く。

また、

彼等はそれぞれの星に宿る神が1時間毎に交代して世界を支配すると想定した。
この順番で土星の神から始まり、24時間過ぎた翌日の25番目は太陽の神、
その翌日は月の神から始まることになる。
こうして土、日、月、火、水、木、金の7曜日が決定。
つまり当時の一週間のはじまりは土曜日であり、
まさに4月の今日はそれと同じ土曜日でスタートとなる。

***

当時の研究は天文学だけでなく数学や医学にも及び、
中世には「星の影響の病=インフルエンザ(イタリア語)」という単語も生まれた。
まさか『インフルエンザ』が天文学に由来した単語とは知らなかった。

4月は朝からマジでちょっとタメになる?考察ネタからスタート。


  • 日々の出来事
  • 腕時計全般

コメント

1番~6番を表示

2017年
04月01日
09:58

ウィーンの美術史美術館まで見に行った『バベルの塔』(ブリューゲル作)は
今でも強烈な印象で脳裏に焼き付いている。。。


http://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_diary&targe...

2017年
04月01日
19:28

2: LEM

確か、エイプリル・フールの起源も暦のゴタゴタから始まったように聞いたことが…
暦を支配することは自分の覇権そのものだったのでしょうね。

2017年
04月01日
20:30

お疲れ様です、ゼンマイオヤジさん

無意識に使っている西暦ですが、海外では国や宗教で違って
くるので、海外で経験しているゼンマイオヤジさんの感じた
事なども書いて頂けるとありがいです。

話しそれますが

https://matome.naver.jp/odai/2139565495365637001

こんなの発見しました。

2017年
04月01日
20:35

LEMさん、

全くの私見ですが、古代では時間の概念は左程重要では無かったと思います。人々は共同体の中で生活して行く中で、暮らしと季節のリズムに合った時間、即ち農作物のシーズンを天文学に合わせて認識すると言う、云わば自然の時間の流れに身を任せて、そのタイミングを知ることに留まっていたのではないかと。

>暦を支配することは自分の覇権そのものだったのでしょうね。

時間の掌握が圧倒的な権力と結びついたのが中世の教会時計。
その後の経緯はご存じの通りで、産業革命を契機に一挙に市民レベルまで時間と時計が浸透し始める。

そう考えると、我々が所有する腕時計とは自然と権力から解放された自分自身の時間を入手した証、、つまり、個人の解放と自由の証、、、と捉えることも出来るカモ知れません。

故に自由(=腕時計)へのコダワリは永遠で果てしないものがある。。。

ちょっとオーバーですけどね・・・(>_<)

2017年
04月01日
20:55

がさらきさん、

西暦はキリスト中心の西欧社会のものなので、
イスラム暦の地域では全く異なる時間の概念があります。
それは今までのワタシのブログを御覧になれば分かります。

それでも更に知りたい???
DEEPな話は秘密結社会合で致しましょうか・・・(笑

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