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SEIKO TYPEⅡの思い出!2019年10月25日00:45

SEIKO TYPEⅡ。
クオーツが、まだまた高級品だった時代に、やっと普及価格帯に下りてきた傑作品。

多くのバリエーションを持ち、機械も諏訪と亀戸が競い合い世を謳歌した時計だった。
それなのに、TYPEⅡ発売当時はなぜか気に止めず、デジタルに夢中だった。

意識したのは、父の腕に常に存在していた時計で、文字盤に書かれたTYPEⅡの文字。
ケースは金色、針は黒と金色が半々。文字盤はシルバーで、格子模様と水晶オーナメントが一際目立っていた時計であった。

これは良い時計だぞと常に手放さず、昨年まで父の傍で動き続けていた。

SEIKO QUARTZと言えば、父から所有物であったSEIKO QRを貰い、初期のSEIKO QUARTZの凄さを知った。
QRはいらない。TYPEⅡがいいと言っていた父。
その影響から、ふと出合った一本を手に入れた。外装やガラスは傷だらけ。
でも、文字盤や針の状態は良く、カットガラスとブルー文字盤に惹かれて手にした。
外装を、ガラスの傷を落として見違えた!。
心配だった精度も、緩急調整機能付きだから、月差一桁台に調整できた。

確かに、いい。
高級品であった手元のQRやQZと比べると、普及価格帯製品なんだと実感する。
でも、その気軽さが良かった。
一気に虜になり、傷だらけの格子模様文字盤と、CMにも出ていたTVスクリーン形状のものにも出合えた。
どれも、ケースの、ガラスの傷を全て落とし、磨いて復活させた。

今は亡き父が、これが一番だと言い切ったTYPEⅡ。
実際に手にして判る気がした。
左から、1977年10月、1978年2月、1979年2月製造のこの3本。
より薄く、より低コストへとの進化が見える。それでいて、基本性能は落とさない。

驚くべきは、どれも貸しBOX販売品だった=爆安品なのにユニットに異常は無かった。
動作正常で、皆内部には錆一切無し。ピカピカだった。
画像の機械は、亀戸製で1979年2月製造機のものだが、内部に損傷等まったく無しである。
他の機械も同様であったから、ケースの防水性能のお蔭かも知れない。

しかし、QUARTZ時計は、一体どこまで生き続けるのか?。
メーカーにも判らないらしい。現在も進行している我が手での耐久実証試験。
73年製のQRも、その後のQZも問題なく今でも動き続けている。

物置を片付けていて、ふと手にした雑誌の中に見つけたTYPEⅡのCM記事。とても懐かしい。
そうか、初期のものは亀の甲羅のようなQZまで続いた最初期のオーナメント装着であったか!。

これも、いずれ見つけて手にしたい。
父の影響で意識し出した、SEIKO QUARTZ TYPEⅡ。 

2019年の今でもしっかりと実用で使える、とても良き時計だとはっきりと思うのでした。
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