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(一般に公開)

『1917』 ~2020年02月23日05:58

映画『1917 命をかけた伝令』を観た。
何時の時代でも戦争映画に美談はない。
何時の時代でも戦争映画で気分爽快にはなれない。

***

予想通り、重苦しい展開と結末であったが、視点を変えて『時計目線』で眺めると、
1917年には『腕時計』が戦場でも着用されたのは事実であることが分かる。
100年前の戦争が、第一次大戦が、
懐中時計から『腕時計』への進化をもたらす契機&計器、となったのである。

直近では、ORISが”1917”モデルを出している。
※上写真は当時のもの。コンディションが良すぎるのが少々疑問?
今回の映画との関連性は何もないが、
第一次大戦時代のアヴィエーション・ウォッチをオマージュした時計であることは
そのデザインからみても間違いなさそうだ。

1913年には日本初の腕時計となるSEIKOローレルも発売されたように、
この時代、世界の各国で軍事需要を当て込んだ『腕時計』開発競争が激化していく。
こうして懐中時計から腕時計へと本格的に脱皮していった訳だ。

***

『1917』の映画では、腕時計がUPになるシーンはなかったのだが、
幾度となく兵士が手首に巻く『腕時計』が大スクリーンを横切った。
正確に言えば時計UPも瞬間的にはあったのだが、
側面からの映像で文字盤を上手く隠していた。
ワンカットでシームレスなカメラワークをドルビーサウンドで初めて観た感動は、
確かにあった、、、ことだけは言っておこう。
※シームレスな驚愕メイキング映像はYouTubeでも観れるので興味ある方にはおススメ。

***

この映画を観た一番の感慨は、自分の生きている時代に、少なくとも第二次大戦後75年間、
日本が戦争に巻き込まれなかった幸運を心からかみしめることであった。
海外において『被爆撃経験者』となった自分であるが故に、心底、そう思う。

普通で平凡で退屈な生活ほど幸せな時間は実はないのである。







※ 大脱走、スティーブ・マックイーン、バイク
  • 欧州ネタ
  • スタイル
  • ミリタリー

コメント

1番~5番を表示

2020年
02月23日
14:02

1: LEM

コブラ針はWW2以前のデザインに多い気がします。
嫌いじゃないデザイン。ミリタリーとして研ぎ澄まされたWW2以降よりもデザインに遊びがあるように思います。
最後の一文は全く同感。
それを守るために日々戦闘しておりますが…^ - ^;

2020年
02月23日
14:26

そして、今日は先ほど、午前10時開演の『大脱走/The Great Escape』を観終えた。
途中休憩を入れて3時間の大作であった。
こちらは第二次大戦の話なので、軍隊ファッションもガラリと変わる。

思えばTVでは何回か観てはいるのだが、ノーカット版を劇場映画を観るのは初めて。
1963年公開だから今年で57年目。
出演した俳優もS.マックィーンを筆頭に殆どが鬼籍入りしてしまった。

戦闘シーンが何もない戦争(脱走)映画、と言うのも珍しい。
チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、ジェームズ・ガーナーや
リチャード・アッテンボロー等の名優が若かりし頃の華を咲かせている。

古き良き時代のハリウッド大作でありました。

2020年
02月23日
14:46

LEMさん、お誕生日おめでとうございます。
これから毎年、バースデイ旗日祝日ですから、誰しも忘れようにも忘れられませんね(笑

コブラもベンツも好物ですので黒文字盤なら更に垂涎です。
MONZA HEUERなんてのも最高ですけど、
最近、ここのオーナーの方から紹介ないデスネ~

2020年
02月24日
11:34

4: LEM

お祝いのお言葉ありがとうございます。
祝日の中で一番大事な日が天皇誕生日らしいです。
毎年休みが良いのか悪いのか何年かしないと分かりませんが、
とりあえず祝ってもらいました。
モンツァのデザインはいいですね。
こういうのをさりげなく使いこなせるオッサンになりたいです。
今日はバーバリーシャツにバブアーの上着、せっかくなのでROTARYを合わせてみました。

2020年
02月24日
12:50

このROTARYはFrederique Constanntにも通じる雰囲気がありますね。
モチーフとしている時計が多分、同じでしょうから似た雰囲気になるのでしょうけど、
このデザインには飽きない魅力と廃れない普遍性があります。

実はアウトドアにも難なく溶け込んでしまえる性格もあって、
英国カントリーファッションにもお似合いの万能時計たり得ると思います。

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