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(一般に公開)

『崩れ行くBASELWORLD』 ~2020年04月15日08:02

ショッキングなNEWSが巷で流れている。

SWATCH GROUPがBASEL撤退を決めたのが一昨年前。
昨年はBreitlingやSEIKOグループ、CITIZEN、CASIOの日本勢も撤退表明。
そして、遂にと言うべきか、残る『大御所』もBASEL撤退を決めたとの報道が出た。

ROLEX&TUDOR
PATEK PHILIPPE
CHOPARD
CHANEL


これらはBASELメイン会場の入り口の一等席に長年陣取ってきた業界の老舗ブランド達。
云わばBASELの看板ブランドであるだけに、その看板がなくなることは何を意味するのか・・・

***

伝統と確執、時代の新たなる胎動と未来への大きな流れが
今まさに100年の歴史を持つBASELWORLDを根本的に変えようとしている。


  • 腕時計全般
  • 欧州ネタ

コメント

1番~13番を表示

2020年
04月15日
09:53

1: anton

おはようございマッスル!

どうやら離脱組の皆さんはFHHと協力して2021年春にジュネーブで何らかの展示会を開催するみたいですね。

となれば、確かに一つの時代が終わった(つつある?)感があります。

僕が好きなモーターショーの方も同じような動きになっていて、世界の主要メーカーが勢揃いするのも北京と上海で交代で開催している中国モーターショーと超高級車の発表の場に相応しいとされるジュネーブモーターショー位になってしまっています。

何せ、中国に自動車を売りまくっているアメリカ、ドイツ、そして日本の3国が自国で開催するモーターショーでさへも、今では自国のメーカー以外は殆ど参加しなくなっている位です。

Webを通じて世界中に効率的に情報が発信できる今では、皆が勢揃いする大掛かりなショーへの出展で金を掛けるよりも、ショーをやるにしても主要顧客を集めたコンパクトな催事で十分と考えているのでしょうね。

2020年
04月15日
09:54

2: LEM

いずれ観にいきたいと思っていましたが、とうとうそんなことになりましたか。
一年に一回各社が新作を同時発表するというのも仲良しだなぁと思っていましたが、
ある意味、普通になるのかなあとも思います。
観に行けなかったのは時計ファンとして残念です。

2020年
04月15日
12:34

antonさん、

ご存知の通りバーゼルは仏・独・スイスが国境を接する三差路のような場所。
町の中心を流れるライン川のお陰で古くから商工業が栄えた場所です。
我々のクロノス目線ではバーゼルと言えば時計&宝飾の町ですが、
化学品やら繊維・製紙産業などの要所でもあります。

そんなバーゼルですが、2013年に現在のメッセが完成後、バーゼル州は資金回収の為に、
ひたすら高飛車的な姿勢に胡坐をかいてきたことも今回の顛末の一因だと思っています。
2000年以降のスイス時計業界の飛躍的な伸張の副作用とも言えるかも知れませんね。

来年以降、分散化する新作展示会ですが、バーゼルからジュネーブに多くがシフトすることで、
ジュネーブ州はしてやったり、でしょうね。

2020年
04月15日
18:27

LEMさん、
BASEL会場では、どうして毎年、同じデザインの巨大なパビリオンが各メゾン毎に
現れるのだろうと常々疑問でした。逆に言えば、何故、毎年変わらないのか、と。
実は、あのメッセ会場の地下倉庫には各ブース用の巨大な解体部品が保管されています。
云わば、ねぶた祭の道具一式がメッセの地下に眠っているようなもの。
当然、その維持費と減価償却は膨大なものになるでしょう。
各メゾンとしては巨額の投資資金回収をせざるを得ない台所事情もあったのでしょうが、
流石にそれも限界(償却期限?)が来たのだと思います。

まぁ、我々のような時計ファンにしてみれば聖地BASELですから、
訪問した感動は筆舌尽くし難いものがありました。
自費で3回も訪問した日本人として、それだけは断言できます。

2020年
04月15日
20:53

多大な出展料と経費を費やしてもリターンが見合わなく
なれば見直す流れは至極当然と思います。ただ一番
最初に一抜けする踏ん切りが付かなかっただけと思います。
それをスウォッチGが先陣を切ったのは大きかったのでは
ないでしょうか。

GAFAやBATHはほとんどがEコマースであれだけ巨大になりました。
ブライトリングやパネライが直販を始めたのもその表れですね。
ただしアフターコロナが、経済を始めとするすべての分野にどう影響
するか想像するだけでも恐ろしくなります。


私が購入するスニーカーも今は全てオンラインでポチってます。

2020年
04月16日
06:47

よやや2さん、
Swatch-Gの離脱はドミノ現象の大きな第一歩でした。誰もが耳を疑う衝撃でしたね。
あとに皆が続いたのはそれ程、BASEL出店経費が高いからです。

WIKIを引用すると:
『出展参加費用は2階にショーケース2つ設置で100万円程度、1階のメイン会場となれば数億円はかかるとみられる。なお、SIHHでショーケース2つ分ブースを借りると2000万円程度である。 』

***

スイス業界が大躍進した背景には中国を中心とした新興国市場の大躍進がありました。
特にアジア市場は北米同様に規模の拡大を驀進結果、中国がコケたら一挙に冷え込みました。
今回のコロナ禍はそんな歴史に止めを刺す大惨事になったと言えます。
コロナ禍後は世界経済そのものが相当凹むkとは明白なのでぜいたく品の高級時計市場が
当面の間、『冷戦下』に置かれるのは火を見るよりも明らかです。

財布のひもが固くなり、緊縮財政下に置かれる民間市場では中級ブランドを
充実・研ぎ澄まさないとスイスメゾンも厳しい鴨。
但し、有事のドル、ではありませんが、ROLEXや一部の雲上ブランドは
苦戦の中でもしたたかに生き延びることでしょう。

これからとてつもない『サバイバルゲーム』が開幕します。

2020年
04月16日
07:29

バーゼルメッセ会場正面にある名物『シルバーホール』
当初我々の度肝を抜いたこの建造物。
https://www.webchronos.net/sns/?m=pc&a=page_fh_diary&targ...

今では『ブラックホール』と化してしまい、皮肉にもこの穴(ホール)から主力ブランドが
どんどんと外部へ吸い出されてゆく。

今度は主催者側が度肝を抜かされたことだろう。。。

2020年
04月16日
09:59

8: anton

これまでは高級と呼ばれる価格帯の時計は実店舗で実際にモノを手に取って貰ってから買って頂くことを基本的にしてきました。

しかしながら、今回の新型コロナウィルスにようなものが蔓延すると、店舗自体が開けられなくなり、結果として売り上げも立たなくなることを思い知ったことになります。

その結果、自社運営のWebサイトを通じて直接モノを売ることが、これまで一切それをやってこなかった高級ブランドにまで及ぶ可能性があるように思います。

これは可能性というより、実際に起こりうることだと容易に想像できます。しかも、時計業界に限らない話になる筈です。

バーゼルワールドの行く末も然ることながら、問屋や取扱店の在り方が問われる大きな岐路を迎えているということでしょうね。

2020年
04月16日
11:31

antonさん、
ポストコロナの時代は(早く来て欲しいですけど)、商売様式や生活スタイル含めて
大きな変化が待ち受けていることは間違いありません。
ピンチはチャンスでもありますが、人間というのは元来、守旧派に立つ性分なので、
旧来方式にしがみ付いてきた分野を切り開く良い機会となります。

一方で、時計というのはどうでも良いモデルは別にして、
実物に触れないで買うことはリスクが大きいですね。
経験上、そうして飛びついた時計の8割方にガッカリしたものです。
眼力が無いと言えばそれまでですけど、時計と言うのは実物を見て、指紋の触感で感じて、
そうした微細な情報を自分のビット数が少ない脳味噌で演算処理・判断するものですから、
中々、通販だけでは厳しいものがあります。(話が脱線しましたネ)

兎に角、販路の見直しを迫られることは必至の路線にあり、
同時に、資本の集約が更に進み、巨大メゾンが益々強大化する一方で、
体力不足の中小ブランドは岐路に立たされる悪寒が///www

2020年
04月17日
07:25

>これからとてつもない『サバイバルゲーム』が開幕します。

サバイバルゲームの第一幕は2000~2010年の10年間であった。
各社ともブランドの再構築と素材開発競争に鎬を削る一方で、
大資本によるブランドの集約化と囲い込みが先鋭化した。
その余波を受けて多くの中小老舗ブランドが撤退・廃業を余儀なくされ、
スイス時計業界はまるでブルドーザーで地ならしされたがごとく、
残ったのは資本力によるBigNameが中心の世界に様変わりした。


さて、次なる波乱の第二幕がこれから始まろうとしている。

2020年
04月18日
06:43

4月17日、止めを刺すかの如くLVMHグループもBASEL撤退を表明した。
つまり、TAG Heuer, Hublot, Zenith, Bvlgari と言ったメジャーブランドも
BASELWORLDを去ることが決定した。

これで完全に勝負あった。

現状では来年1月に開催が予定されているが、マイナーブランドと宝飾品、工具類の展示を
中心に据えて開催するのだろうか???
はたまた独立時計師アカデミー(AHCI)はどうなるのか?
中国その他の海外勢の動向は?

BASELWORLDは完全に崖っぷちに立たされた・・・

いや、既に崖から落ちて空中を彷徨っているかのごとく・・・

2020年
04月19日
12:45

ロシュやノバルティスを招聘して、コロナウイルスや既往症
向けの新薬を披露するメディカルバーゼルへ舵を切った方が
良さそうです。(笑)

2020年
04月19日
12:54

ですです。

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