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がーひらさんのブログ

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オリジナルウォッチができるまで 第1回組立編2020年04月16日16:12
パーツを一通り注文し、届いたのが12月の頭頃でした。

まずはケースの磨きから始めます。
ポリッシュ部分の仕上がりが思った以上に良く、ポリッシュ部分は1ミクロン→0.5ミクロンのダイヤモンドペースト→ハセガワのセラミックコンパウンドで磨くとかなりの輝きになりました。
かん中とケース裏の筋目仕上げはかなり荒く、サンエーパールで磨いたのですが、一度磨いただけでは納得が行かなかったので何度も磨き直しをしました。
ケース内の見返しは重要な部分なので、サンエーパールから始め、ダイヤモンドペースト→セラミックコンパウンドの工程で仕上げました。
磨き終わると高級時計とまではいきませんが、10万円クラスの時計くらいの輝きにはなったかなと感じました。

磨きも終わり、12月中頃に意を決してアッセンブルを行いました。
第一工程は文字盤のムーブメントへの取り付けです。
しっかり指サックをして、問題なく出来ました。

次は巻真の長さ調節と竜頭の接着です。
ノギスを持ってなかったので、文字盤を付けたムーブメントをケースに入れ、巻真を差し、竜頭を付けて、余っている長さの分を少しずつカットしていきます。
カットは100均のコードカッターでやりました。
綺麗にカットできたので良かったのですが、何度も付け外しをすることになったので、ノギスは必須だと思います。
長さが決まったら竜頭はネジ止め剤で固定して完了です。

そして、ここからが山場の針の取り付けです。
今考えると針付け作業をこの時点ではかなり甘く見ていたと思います。
取り付けは時針→分針→秒針の順で行います。
デイト付きのムーブメントなので、時針は竜頭を回し日付が変わるタイミングを12時になるように付けます。
分針は時針との整合性をとり、12時ピッタリのところで0分になるように取り付けます。
どちらも文字盤と平行になるように、お互いが干渉しないように取り付けないといけません。

ここまでは上手く行ったのですが、最後の秒針がクセモノでした。
時分針は取り付けるカナも穴も1mm前後の太さがあるのですが、秒針は髪の毛くらいの太さのカナにそれがピッタリ入る穴を押し込むようにして付けます。
カナを穴に入れること自体が難しく、入ったかどうかも体感で分からないので、入ったと思ったら剣押さえで押してみて確認をするという作業の繰り返しです。
30分以上秒針と格闘し、いよいよと思い剣押さえで秒針を押しました。
その結果、秒針の穴部分が潰れてしまいました。
おそらくカナがちゃんと穴に入っていなかったのだと思います。

秒針がダメになってしまい予備のパーツも無いのでここで作業はストップです。
すぐに代えの針を注文し、練習用に安いムーブメントと針も注文したのですが、届くまで2週間程待つことになってしまいました。

果たして、始めてのアッセンブルは失敗に終わりました。
軽い気持ちで始めて失敗をして、かなりショックを受けましたが、
今のままでは完成させる技術が圧倒的に足りないと感じた一回目の作業でした。

新しいパーツが届いてからの練習と第2回アッセンブルはまた次回書かせていただきます。
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