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がーひらさんのブログ

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オリジナルウォッチができるまで 第2回組立編2020年04月20日13:17
初めてのアッセンブル作業が失敗に終わり、追加で注文した部品が届いたので2回目の作業が始まります。
本番を始める前に予備で購入したムーブメントと針を使って2週間程練習しました。
それなりの自信が付いてきたので、今回こそはと作業開始です。
作り始めた当初は年内完成を目指していましたが、結局年明けになってしまいました。

途中までは1回目と同じ作業なので、文字盤の取り付け、時分針の取り付けは難なく出来ました。
しかし、問題はここからの秒針の取り付けです。

前回の失敗を繰り返さない為にも、慎重に秒針をセットします。
かなりの集中力を使い、ここぞというところで剣押さえで秒針を押します。
上手く嵌った様に見えたのですが、竜頭を回してみると秒針の穴部分が分針と干渉してしまい、また取り外す羽目になってしまいました。
そして取り外してみると秒針の穴部分が曲がってしまっていて、またも秒針が使えなくなりました。

また失敗をしてショックだったのですが、今回は諦めきれず、予備で買っていた練習用の秒針を(少し長かったのでカットして)使うことに決めました。
練習で使っていた秒針というのもあり、次は比較的簡単に付けることが出来ました。
穴の加工精度によって針の取り付けやすさが変わること、針1つ1つにそれぞれ癖があることに、ここで気付きました。

針を付け終わったらケーシング作業です。
ムーブメントを台の上に乗せ、上からケースを被せて裏返し、竜頭を付け、裏蓋を閉めれば、いよいよ完成です。
ケーシング自体は難しくなく、落ち着いて作業を行い、遂にオリジナルウォッチが出来上がりました。

後はランニングテストをして、きちんと動けばバンドを買って、取り付けて完成だと思っていました。
したし、そのランニングテストでまた問題が発生してしまいました。
巻き上げて5分程は動くのですが、止まってしまい、また時計を揺らすと動き出す、というのが繰り返し起こります。
裏蓋を再度開けてムーブメントの動きを確認したのですが、てんぷの振り角が安定せず、異常に小さい振り角で動いている時がありました。
せっかくここまで来たのに、時計として正常に動作しないというのは、かなりのショックでした。

思い返すと、アッセンブルの時にてんぷに指が当たったのを思い出しました。
おそらくそれが原因だろうと考え、てんぷをピンセットで押したり、揺らしたりしてみたのですが、そうしているうちに、とうとうてんぷが動かなくなってしまいました。
機械式時計は自分の思っている以上に、繊細なものなのだと思い知らされました。

予備のムーブメントも無かったので、結局今回の作業はここで中断です。
改めてムーブメントを注文して届くまで練習をしようと決意しました。
針も予備のものを使ったので、新しく注文し直します。

今回の失敗では、機械式時計はとにかく丁寧に扱わなくてはいけないという課題が見えました。
自分では注意していたつもりでしたが、それでは不十分だったのです。

新たな部品が届くまで、みっちり練習をして、次回はいよいよ完成編です。
改めて行った、針選びやバンド選びも、また次回書かせて頂きます。
  • オリジナルウォッチ

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