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前回の失敗から約1ヶ月半、2月下旬頃に3回目のアッセンブリを開始します。
付けるバンドをどうするのかはこの時点でやっと決まります。
ずっとガルーシャ革の黒色を考えていたのですが、どこにもない個性というコンセプトを再度思い直し、ガルーシャ革の赤色にしました。

それに合わせて秒針の色も赤にすることにしました。
赤の秒針は売っているものが少ないのですが、失敗したときの予備の為に長さが丁度いいものを2種類注文しました。

部品が届くまでは予備パーツで、届いてからはムーブメント以外は実際に使うパーツで、針付けからケーシングまで、すべての作業を練習しました。

本番当日、まずは文字盤と時分針の取り付けを行います。
そして、ムーブメントホルダーに乗せたまま24時間かけてランニングテストを行いました。

ランニングテストも問題なく終わり、次の休みに秒針の取り付けからケーシングまでを行います。
秒針は前もって練習してきたこともあり、簡単に取り付けられました。
次は最後の山場、ケーシングです。
この作業の一番の注意点は、兎に角てんぷ周りに触らないことです。
これも練習のかいあって、なんとか無事に出来ました。

ヘッド部分が出来上がり、再度のランニングテストも完了したので翌日バンドを取り付け、遂にオリジナルウォッチが完成しました。

最初に部品を注文してから約4ヶ月、たくさんの部品をダメにしながらも、何とか完成させることが出来ました。
完成した時は感動もひとしおで、すぐに家族に自慢して回りました。
この時から2ヶ月経ちましたが、やはり僕はこの時計を一番気に入っています。
本当にやって良かったと思います。

周りの人の反応や、自分自身のオリジナルウォッチに対する感想は、また次回書かせて頂きます。