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(一般に公開)

『GA2100シリーズは革命G(児)』❾ ~2021年01月30日04:32

『自分の中では嗜好の一番対極に存在する時計』

***

❶の冒頭でそんなことを述べたが、
脊髄だけで反射的に言ってしまえば「G-SHOCKの巨大さと醜いデザイン」がその理由である。

しかし今回、そんな評価を覆す結果となった理由が『コンパクトで秀逸なデザイン』にある。
GM5600、GBX100(G-LIDE)に続くこのGA2100/2110も、
『薄さ・お洒落加減・トラッド感・廉価』が魅力の推進力となっている。

***

カシオの企画担当者とデザイナーの説明によれば、
『薄く小さなG-SHOCK』を作ることが今回の開発命題であったという。
現代の若者はG-SHOCKのゴツサではなく、
ファッションの一部として目立たない時計、を求める声も強いことが調査で判明、
従来のG-SHOCKのコンセプトが時代から微妙にズレていることも指摘。
20~30年前の若者と今の若者の意識のズレが生んだとも言えるのがGA2100/2110である。

***

一目見て端正にまとめられたデザインに惹かれる。
8角形ベゼルの存在感が突出している一方で、
極太ペンシル型の時針やINDEX周りの凹凸デザインも見事。

カシオデザイナー曰く、開発中における社内での抵抗や、
未だにこのモデルが売れた理由が分からない、という社内の評価もあるらしい。

この辺が従来手法で売ってきた「モノ」と「市場の変化のズレ」を
G-SHOCKをもってしても読み取れない難しさだろうか。

***

しかし、このモデルの人気の『裏理由』は「着せ替え」にある。
メーカーの思惑とは裏腹に、「出世時計」として遊べる愉しさが加わったことこそが
人気の源泉であると断言する。
”CasiOak”、という着せ替え遊びなくしてここまでの人気は出なかっただろう。
それほど強烈なインパクトを生み出す、言わば無垢のキャンバス、としての魅力が詰まった時計、
それがGA2100シリーズである。

***

基本はシンプルな2針式のアナログ時計だが、竜頭が無い。
時刻合わせはデジタル機構に連動している。デジタルの意外さである。
ワールドタイム、ストップウォッチ機能などデジタルの基本機能も完備。
おまけに、小さな液晶が時針で隠れる時には、針が自動で「退避」する機能まで付いている。
その時の針の動きは”KINETIC AUTO-RELAY”を彷彿とさせる。(➡若い人は最早、誰も知らない鴨)
こういう芸が細かい機能は日本製ブランドの真骨頂であろう。
スイス製とかでは絶対にやらない(できない?)芸当だろうね。


そして、ショックレジスト用のカーボンコアケース採用も抜かりが無い。
ここまで完成された時計でありながら、価格が1万円台、SWATCH以下?と言うのも凄すぎる。
そして51グラムという超軽量であることも『正義』の神髄。

***

昨年末に発売された独特なアースカラーのライトブルーモデル(GA2110)も
文字盤の色を生かす為の着せ替え用の「キャンバス」とう観点から入手したのである。(↓)
GA2100シリーズは従来のG-SHOCKの殻を壊したという意味で、
我々に『新たなSHOCKを与えてくれたG-SHOCK』、に他ならないだろう。


  • スタイル

コメント

1番~4番を表示

2021年
01月30日
20:06

1: masa

小さめのGは絶対に需要あると思います(^^

ずっと拝見させて頂くうちに欲しくなってきましたー

2021年
01月30日
20:31

masanさん、
「復刻モデル」を買うのは若い時に買えなかった20年後のノスタルジーオヤジも多し。
BABY-Gでもカッコいいデザイン豊富なので、過去の名作復刻のみならず、
G-SHOCKの新境地開拓が今後の課題ですね。
重厚長大から軽薄短小の時代となって久しいのですが・・・

2021年
01月30日
21:17

3: LEM

こんなのも出ますが、
HUBLOTのサファイアモデルより軽くて頑丈で安いのがいいなと。

2021年
01月30日
21:39

GA-2100SKE-7AJF、ですね。
既にカスタムパーツでは透明セットもありますが、
これは文字盤もステルスではなく微妙に白ドットを加えてあります。
何だかCasiOakに押されて出した新製品みたいな気が・・・

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