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時計好き船乗りおじさんさんのブログ
(一般に公開)
- 時計の紹介(1)~Ulysse Nardin FREAK X~2022年06月05日15:38
-
こんにちは。
最近は気温変化が激しく何かと過ごしにくい毎日ですが、腕時計ライフを楽しんでおります。
今回のブログから私が所有する時計を1本ずつ紹介していきたいなと思います。
今月末には海外にて乗船勤務がありブログの更新は不定期となりますが、ゆるりとやっていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
そして長文及び自己満足のブログとなりますのでどうぞご容赦ください。(笑)
さて本題に入ろうと思いますが、今回はマリンクロノメーターや天文三部作などで有名なルロックルの老舗メーカーユリスナルダンよりフリークX(Ref.2303-270/Carb)をご紹介したいと思います。
これからこの時計について以下の3つのカテゴリーに分けてお話ししていきます。
1. 購入までの経緯
2. 魅力や使い心地
3. スペック紹介
まずは購入までの経緯についてですが、当時ユリスナルダンというメーカーも知らなかった私がFREAK Xを初めて知ったきっかけは乗船勤務中に船に取り寄せたChronos日本版85号でフリークの特集された記事でした。
この時すでに何本か腕時計を持っており時計についてはある程度知っていたつもりでしたが、
「時分針もない、リューズもついてないし、これは本当に時計なのか」
と全身に衝撃が走るような感動をした記憶を今でも覚えております。
そして記事を読み進めていくと、フリークが生まれたきっかけや歴代フリークに搭載されている革新的な機構などこの凄すぎる時計を最初は理解ができませんでした。(笑)
その後お値段もやはりすごいなと思いながら読み進めていると当時最新モデルであったフリークXに出会いました。フリークシリーズのデイリーモデルやエントリーモデルと位置づけされたこのフリークXは決して安くありませんでしたが、他のフリークを見たせいなのかおかげなのか(笑)で感覚がおかしくなってしまい、これならいけると当時乗船中の私は絶対にほしいとほぼ決断しておりました。(笑)
そして下船してすぐ店頭に実機を見に行き、チタン、ブラックDLC、カーボンモデルすべてを拝見しました。
すべて魅力的でしたが2週間悩んだ末、ナルダンの意匠や最先端素材に惹かれカーボンモデルの購入を決意しました。
そしてフリークXを購入をしてから約2年の月日が流れましたが、現在も私の最高に愛する一本として君臨しております。
次に魅力や使い心地についてお話していきたいと思います。
まず特筆すべき点は時分針を排して脱進機で時間表示をしてしまう唯一無二の機構です。
1時間で1周する脱進機、12時間で1周する脱進機と時針代わりのプレートが回転する姿は素晴らしく魅力的で圧巻です。(タイムラプスでの撮影が個人的におすすめです^^)
また脱進機にはダイヤモンシル(ダイヤモンドコーティングされたシリシウム)が使用されており、テンワには安定化のためにニッケル製エレメントとマイクロブレードが搭載されており、めちゃかっこいいんです。(画像参照ください)
どれくらい精度に影響しているか専門的なことは分かりませんが、、、、とにかくかっこいいんです。(笑)^^
そして脱進機は4番車を固定していないカルーセル機構が採用されており、重力の影響をキャンセルできるそうです。
私の最も気に入っているところである分針部分は船舶の形を模しており、これが回転する様はまるで船が回頭する姿のようで職業柄とても愛着が湧くと同時に一緒に航海している気分になるんです。^^
ムーブメントにはUN230が搭載されており、ベースになったのは信頼と実績のあるUN118だそうです。通常はマリーンクロノメータ等に用いられるムーブメントですが、見事にフリークへと昇華させ、さらにコストを抑えることができております。このムーブメントにはセイコーが発明したマジックレバーも搭載されており、巻き上げ効率は安定した高さです。
次にケースはカーボニウム製でこれは炭素複合繊維で直径7μmの炭素繊維を高温高圧にて生成し造られております。そしてこれは航空機で使われた端材を用いており、サスティナブルなモノづくりになっております。
重量はレザーベルト込みで約75gとかなり軽いです。そのため着け心地は軽快で腕に疲労感はありません。
またケースのカーボン模様は完全にランダムで個体によ同じ模様は存在しないため、実質ユニークピースとは言いすぎかもしれませんが、満足感はとてもあります。
次にフリークXを約2年使用した所感を述べたいと思います。
まずは巻き心地ですがかなり軽いです。
針合わせの時も脱進機を含むプレートの重さは感じません。リューズ自体もガタつきはなく、よく仕上げられております。
仕上げに関してはコストカットのため歴代フリークには劣りますが、決して手は抜いておらず特に脱進機周辺のプレートは鏡面、サテン、梨地仕上げがうまく使い分けられております。
精度に関してはカルーセル機構のため携帯性重視で見たほうがいいということで静置では店頭で測定したことがないので不明です。
体感的には普段携帯していて日差で+10秒以内ですので、良好といえると思います。
アリゲーター製のレザーベルトは厚みは薄めで購入当時から柔らかく使い心地はいいです。
防水性能も50mありますので、日常生活に支障はありません。
但しどこにでも着けていけるような見た目ではないので、そこだけが短所です。
ちなみにオーバーホール代金は分解洗浄のみでおよそ13万円と複雑機構なので高額になります。
深刻なトラブルは今のところありません。
最後にフリークXのスペックを紹介したいと思います。
以下のようになっておりますので、少しでも参考になればと思います。
Ref.2303-270/Carbon
Cal.UN-230
パワーリザーブ:72時間
振動数:21,600回/時
ケース素材:カーボニウム+Ti(DLC)
ケース径:43mm
ケース厚:約13㎜(風防含む)
防水:50m
シースルーバック
サファイアクリスタル風防
バックル:Dバックル(Ti DLC)
重量:75g(レザーベルト含む)
ベルト:アリゲーターレザー
纏まりのない長文になってしまいましたが、最初の時計紹介はいかがだったでしょうか。
何かご意見や疑問、皆様がお持ちの情報等ありましたら、ぜひコメントにお書き下さい^^
今後ともよろしくお願いいたします。
- ユリス・ナルダン
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