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時計好き船乗りおじさんさんのブログ
(一般に公開)
- 時計の紹介(2)~Parmigiani Fleurier TONDAGRAPH GT~2022年06月15日22:37
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どうもお疲れ様です。
関西もいよいよ梅雨宣言がされジメジメも本格化してまいりました。
そして次の乗船も決定し7月にはもう日本にもいません。また楽しい時計ライフもしばらくお預けです。(笑)
ちなみに乗船場所は欧州の某所になりそうです。
さて本題に入りますが、本日はコレクションの中でラグジュアリースポーツウォッチに属する相棒の紹介です。
偉大な修復師としてブレゲのシンパシークロックをはじめとした多くの傑作を復活させてきたミシェルパルミジャーニ氏が創業したパルミジャーニフルリエよりトンダグラフGTになります。
この時計は2021年の4月に購入し、約1年使用しております。
まずは購入するまでの経緯についてお話していきたいと思います。
このブランドを知るきっかけになったのが以前にユリスナルダンのフリークXを購入したお店で店長から教えてもらった時でした。「神の手を持つ時計師」というワードがこれまた頭から離れずどれだけすごい時計師なんだというので調べ始めました。
2021年の4月頃にはちょうどクロノス日本版93号の記事を読んで前CEOのダビデ氏が「トンダグラフGT、トンダGTはパルミジャーニフルリエのゲームチェンジャーになる」と発言しており、かなりの自信作とみて更に興味が深まりました。
その後94号で表紙に取り上げられたり、他の時計雑誌やYouTubeなどでも話題にあっがたりと宣伝がすごかったわけですが、なかなかSNSで着けている人がおらずやはり実機を見に行くしかないと思い、いつもお世話になっているK店へ見に行きました。
実機を見た第一印象は「宣材写真よりもめちゃめちゃかっこいい」でした。
パルミジャーニもラグスポブームに乗っかってきてやっぱり二番煎じじゃないのかと思いましたが、ブランドの意匠を見事に入れ込み独自の解釈で造り上げた時計はさすがとしか言いようがなかったです。
そんなこんなでこの時計の魅力にどっぷりハマり購入を決意しました。
では次にこの時計の魅力について語らせていただきます。^^
まずステンレスのメタルブレスレットについてですが、とにかく着け心地が良く3大ブランドに匹敵するクオリティといっても過言ではないくらいだと思います。どうやらブレス開発に2~3年を要しているとのことで、「ブレスだけで」とこれには驚きましたね。ブレス構造はいわゆる一体型のもので昨今のラグスポらしいのですが、腕なじみの良さや、コマ一つ一つの仕上げの良さ、そしてラグからバックルにかけてコマ幅の調整がとにかく素晴らしく長時間着けていても疲労感や重さはあまり感じません。おそらく着用時の重心もしっかりと考えられて設計しているのだと思われます。この投稿をお読みになった皆様にはぜひ一度実機を着用して感想を聞かせてほしいです。
着けたいとお声掛け頂ければ私のトンダグラフGTをすぐにお貸ししたいくらい本当にそう思います(笑)
次に見てほしいのが外装で、こちらにはこれまでパルミジャーニフルリエが積み上げてきたデザインや技術が存分に使われており、ラグは雫型の形状でベゼルにはローレット加工によりモルタージュ装飾が施され、見ただけでパルミジャーニの時計とわかるような構造になっております。
私はこのモルタージュ装飾がとても好きなのですが、なんと現在この装飾を手による機械作業で手掛けることができるのは世界に1人しかおらず、その職人さんもこの装飾するためだけに雇われているとのことです。現在継承する職人を育成中らしいのですが、こういった匠の技がしれっと使われているのがとてもロマンを感じるのです。この装飾についてYouTubeで取り上げられているので気になる方は下記URLからご視聴ください。
https://youtu.be/5IiIq3jwcJQ
そして次にムーブメントですがCal.PF043が用いられており、自動巻きムーブメントと名門デュボアデプラ社のクロノグラフモジュールを積んだ2階建てのムーブメントだそうです。ムーブメントには高級機のエボーシュも作っているパルミジャーニフルリエ傘下のヴォ―シェマニュファクチュールフルリエの刻印があります。
そしてマスロット付きのテンプにムーブメントの面取りの丁寧さや22金のゴールドローターといったさすがの高級機使用になっております。
機能としてはアニュアルカレンダーとクロノグラフを搭載しており、日付にはビックデイトが用いられています。
この複雑機構で当時250万円を切っていたのでクロノス日本版にも書かれていた通りめちゃめちゃお手頃です。
また文字盤には伝統的なクルトリアンギュレールギヨシェが施されいます。形状としては三角錐の模様で文字盤全体が非常に立体的に見て高級感が増します。
次に使い心地について述べます。
上述した通り着け心地は抜群に良いです。日常生活でバリバリ使っておりますが、全く支障がありません。また防水性能も100mあるので雨や手洗いなどでも問題なしです。
パルミジャーニフルリエではトンダグラフGTは「デイリーユースできるスポーティーウォッチ」と謳っているだけあって信頼性は間違いないです。
また写真にあるようにラバーベルトも別売りであり、こちらも気分転換や夏の暑い時期にはさらに快適に使えます。このベルトには文字盤に彫られたギヨシェ模様を一部に施しており、見た目は全体的に締まった印象になり、よくマッチします。
そして時計の精度ですが、こちらは驚異の+1秒ほどで私自身も驚いております。(購入店舗の修理工房で測定してもらいました。)
さすがとしか言いようがありません。
ただし使っていく中で短所が2点ほどあります。
1つ目はブレス外装の鏡面仕上げがとても多いことです。なので日常使いしていると結構すぐに傷がついてしまいます。なので気になる人はめちゃめちゃストレスになるかもしれません。別の時計になりますが、新作のトンダPFはサテン仕上げが多くなっているのでその点は羨ましいです。(笑)
2つ目は時間セット後の始動性が悪いことです。これはこの時計の特性上仕方のないことらしいのですが、時間合わせをして時分針が動き出すのが30秒から1分ほど遅れるらしいです。どうしてかは知らないので、知ってる方いましたら教えてください。
最後にこのトンダグラフGTのスペックを書いて終わりにします。
限定本数200本
Ref.PFC906-0000210-B00182
Cal.PF043
パワーリザーブ:45時間
振動数:28,800回/時
ケース素材:ステンレス
ケース径:42mm
ケース厚:13.7mm
ムーブメント厚:7.4mm
防水:100m
風防:サファイヤクリスタル
バックル:Dバックル
重量:170g(メタルブレスの場合)、106g(ラバーベルトの場合)
ベルト:ステンレスorラバーベルト
前回同様超長文になりましたが、読んでいただき誠にありがとうございました。
ご意見や質問等有りましたら、ぜひコメントのほどよろしくお願いいたします。
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