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X-E4を手に入れてから暫くが過ぎた。初代から約10年は経とうともすれば、
解像度の違いはもとより、かゆいところに手が届くようにブラッシュアップ
されており、殊の外使いやすくグッドルッキンな外観と共に現状でデジカメに
望みうる事は全てこのコンパクトなサイズに凝縮されている、といったところだ。

そしてフジのデジタルといえばフィルムのようなトーンをJPEG一発でもってくるという、
フィルムシムが最大の特徴ではあり、言うなればプロラボを抱えているようなものだが、
その実、フィルムカメラのような一発勝負という緊張感がある事が最重要なのである。
つまり、ボディ内手ぶれ補正を潔くオミットしてあるので、デジタルであっても失敗をする、
という事だ。そう、失敗するからいいカメラなのだ。
RAW現像で失敗をリカバーするなぞ笑止千万である、とカメラが主張するのだ。
十傑集をなめるな！と。

余りにも誤解されているが、ライカは失敗する、若しくはイメージ通りに撮影できない、
から再評価されたのである。デジタルで失敗するなんて愉快ではないか。そして、
ユーザーの意図しない写真がいいのだ。重要なのは、カメラがどう捉えたか？
であって、自分の意図なんぞしゃらくさいのだ。

心を空にせよ。型を捨て、形をなくせ。水のようにカップにそそげば、カップの形に
ボトルにそそげば、ボトルの形にポットにそそげば、ポットの形に
そして水は自在に動き、ときに破壊的な力をも持つ。友よ、水になれ

そう、型に囚われてはいけない、水のようにあらねば。そうX-E４が囁く。
考えるな。感じるんだ、と。

水羊羹を頬張る水谷豊 様

所詮、物自慢って、お水系の方々が好むシャンパンタワーみたいなモンで、意味がないですかえらね。

ブルガリぷんぷん丸様

なんつうか、お金の使い方にもセンスってありますよね。センスって取り入れる事と
出す事の二つあると思うんですけど、そこで残念な事もあって、トンチキ情報を信じて
トンチキなものに手を出してしまうと言いますか。
そりゃまぁある程度は金額＝価値あるものではありますが、二十万が廉価と言われましても…
って話で