40代の男性が身に着けたい時計ブランドのひとつにセイコー アストロンが挙げられる。大人の魅力を引き出すセイコー アストロンには、どのようなモデルがあるのだろうか。コラボレーション限定モデルを含む注目の4本を、ブランドの魅力とともに紹介する。
セイコー アストロンは40代にも選ばれる時計
セイコー アストロンは、セイコーが展開する時計ブランドのひとつだ。ビジネスパーソンをターゲットとしており、手の届きやすい価格帯であることも手伝って、40代のキャリアを積んだ男性にも愛されている。
以下に紹介するアストロンの時計の特徴を見ていけば、大人の男に選ばれる理由が分かるだろう。
高い精度と機能性を誇る
セイコー アストロンは、1969年に実用的なクォーツ時計の先駆けとして発表された「クオーツ アストロン 35SQ」から名前を取ったブランドだ。
クオーツ アストロン 35SQに搭載されていたのは、振動数8192Hz、月差±5秒という性能を誇るCal.3500であった。この時計の登場は、当時の時計業界にとって革新的だった。
アストロンの名を継承し、2012年に誕生したのがセイコー アストロンだ。世界で初めてGPS衛星電波を利用した「アストロン SBXA003」を発売し、その後も高精度化、小型化、時刻の自動修正機能の追加、電波受信性能の向上など、進化を続けてきた。
高精度で機能性が高い時計は、多忙なビジネスパーソンの時間管理を助ける。セイコー アストロンのタイムピースは、働き盛りの40代男性にぴったりの時計だ。
洗練されたデザイン性も兼ね備える
セイコー アストロンが40代の男性におすすめできる理由として、デザインのバリエーションが多いことも挙げられる。ラインナップが幅広く、シーンや服装に合わせて選びやすいのだ。
2022年には、デザインをブラッシュアップした「セイコー アストロン ネクスター」シリーズが登場した。ニューノーマル時代を体現するグレイッシュトーンを取り入れ、知的で上品な印象に仕上げている。
高い精度や機能性を備えているのはもちろん、それまで以上に洗練されたデザインの時計を選べるのも、大人の男にとってうれしい要素だ。
40代の魅力を引き立てるセイコー アストロン
セイコー アストロンの時計には、「ネクスター(NEXTER)」「アストロン オリジン GPSソーラー 5X」「アストロン オリジン GPSソーラー 3X」「GPSソーラー 5X レギュラー」「アストロン オリジン ソーラー電波」の5シリーズがある。
豊富なラインナップの中から、特に40代が身に着けたいモデルを紹介しよう。
ネクスター SBXD019
GPSソーラー(Cal.3X62)。Tiケース(直径41.2mm、厚さ12mm)。10気圧防水。世界限定800本。22万円(税込み)。
2023年に登場したネクスターシリーズの第3弾は、新キャリバー3X62を搭載。これまではセラミック製のみだったベゼルに金属が使えるようになり、よりダイナミックかつ洗練されたデザインを実現した。
中でも「SBXD019」は、セイコー腕時計110周年を記念して製作された世界800本の限定モデル。カーフスキンのレザーストラップとサテン仕上げのチタンケースを組み合わせた落ち着きのある雰囲気により、40代の大人の魅力が引き立つだろう。
駆動方式はソーラーGPS衛星電波修正だ。GPS衛星の電波を受信しているときは、自動で時刻を修正する。パーペチュアルカレンダー機能を搭載しており、うるう年でも正確に日付を調整してくれるのも便利だ。
ネクスター SBXC119
GPSソーラー(Cal.5X53)。Tiケース(直径43.1mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。25万3000円(税込み)。
次世代のリーダーに向けて作られたネクスターシリーズは、「Solidity & Harmonic」をデザインコンセプトに掲げている。NOVA(新星)をモチーフにしたダイアルと、ソリッドなケースデザインがシリーズ共通の特徴だ。
「SBXC119」は純チタンのケースに、放射状のパターンが刻まれたブラックダイアルを組み合わせたモデルで、光を反射しにくいスーパークリア コーティング、傷付きを抑えるダイヤシールド(表面加工技術)など、セイコー独自の技術も盛り込まれている。
39タイムゾーンを表示できるワールドタイム機能、デュアルタイム表示機能、DST(サマータイム)機能など、各国を飛び回るビジネスパーソンに役立つ機能も満載だ。
2023年のコラボレーション限定モデル
セイコー アストロンは、コラボレーション限定モデルも数多くリリースしており、2023年にも注目のコラボレーションウォッチが誕生した。ここでは40代に似合う2モデルに焦点を当ててみよう。
ネクスター SBXC141 大谷翔平 2023 限定モデル
GPSソーラー(Cal.5X53)。Tiケース(直径43.1mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。日本限定1700本。33万円(税込み)。数量限定のため生産終了。
2023年、セイコー アストロン ネクスターシリーズから、メジャーリーグで活躍する大谷翔平のパワーにインスピレーションを得た時計が登場した。2023年11月10日から、2モデルが本数限定で販売された。
「SBXC141」は、セイコーグローバルブランドコアショップ専用モデルとして、国内1700本限定で販売されたモデルだ。サテン仕上げのブレスレットとブラックのチタンケースで上品さを持たせながら、MLBロゴのカラーを配したダイアルでスポーティーな雰囲気も演出している。
大谷選手の背番号である「17」が、9時位置のサブダイアルにあしらわれているのもポイントだ。大谷選手のサイン入りの箱が付属しており、コラボレーションモデルならではの楽しみ方ができる。
39タイムゾーンのワールドタイムやDST(サマータイム)など、海外出張があるビジネスパーソンにも便利な機能を備えた、充実の1本だ。
ネクスター SBXY059 国境なき医師団 2023 コラボレーション限定モデル
ソーラー電波(Cal.8B63)。Tiケース(直径42.7mm、厚さ11.4mm)。10気圧防水。日本限定500本。19万8000円(税込み)。
セイコー アストロンは、国境を越えて医療・人道援助活動に携わる国境なき医師団ともコラボレーションしている。緊急の医療ニーズに1秒でも早く対応する当団体の活動目的は、1秒の時をあらゆる場所で等しく提供するというセイコー アストロンの目指すところに通じた。
2023年のコラボレーション限定モデルとして、ソーラー電波ワールドタイムとGPSソーラーの2モデルが発表されている。このうちソーラー電波ワールドタイムのモデルが「SBXY059」だ。2023年4月21日から、国内500本限定で販売されている。
ホワイトシルバーを基調としたダイアルに、国境なき医師団のブランドカラーであるレッドを組み合わせたデザインは、洗練されていてクリーンな印象だ。売上額の5%は、国境なき医師団の活動のために寄付される。
セイコー アストロンで40代の魅力を格上げ
セイコー アストロンは、40代の男性が時計に求める要素を見事にクリアしている。正確な時を刻むクォーツムーブメントはもちろん、GPSソーラーモデルでは、時刻の修正や電池交換といった時計にかかる手間も極限まで減らされている。
デザインが幅広いのも、セイコー アストロンが大人の男におすすめできる理由だ。よりモダンなデザインへと進化したネクスターシリーズの第3弾はもちろん、コラボレーションモデルにも目を向ければ、自分の魅力を引き立てるデザインの時計が見つかるだろう。
参考サイト:セイコー
https://www.webchronos.net/features/99020/
https://www.webchronos.net/features/88080/
https://www.webchronos.net/features/42057/