エクスカリバー ディアボルス イン マッキナ
自動巻き(Cal.RD0107)。54石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約60時間。CarTech Micro-Melt BioDur CCM™️(直径 45mm、厚さ 16.8mm)。3気圧防水。ユニークピース。予価6170万円(税別)。
独自の存在感を放つロジェ・デュブイは、「エクスカリバー ディアボルス イン マッキナ」を発表した。同作はロジェ・デュブイの最もクリエイティブな感性を時計に体現させた1本である。キャリバーRD0107で搭載するミニッツリピーターの特徴は大きく3つある。まずは中世の宗教音楽「ディアボルス イン ムージカ」に示された不協和音、「三全音」を鐘の音に用いる点。次に11時位置のディスクがミニッツリピーターの動作と同時に回転しながら、その時鳴っている音が「HOURS」「QUARTERS」「MINUTES」のどれを示すものなのかを視覚的に表示する機能を備える点。そしてミニッツリピーター動作時の時刻合わせによる故障を防止するために、3時半位置にリュウズが『手巻き』か『時刻合わせ』のどちらのポジションにあるか示すインジケーターを追加した点である。さらに同作ではフライングトゥールビヨンも搭載している。ムーブメント地板および各種パーツはブルーに染められ、スケルトン化された文字盤からデザインの一部として鑑賞可能である。また、トランスパレントバックからはツインのマイクロローターを見ることができる。ケースに用いられるCarTech Micro-Melt BioDur CCM™️は、非磁性で高硬度、耐食性に優れる素材である。
エクスカリバー ウラカン
自動巻き(Cal.RD630SQ)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Ti+DLC(直径45mm、厚さ14mm)。5気圧防水。2020年5月発売予定。525万円(税別)。
数年前からのロジェ・デュブイと提携する「ランボルギーニ・スクアドラ・コルセ」、および自動車デザインと製造を手掛ける「レーシングメカニクス」とのコラボレーションモデルである「エクスカリバー ウラカン」に新色が登場。ブラックDLCコーティングがされたチタン製ケースとベゼルに、ラバーと高級車内装に好んで用いられるアルカンターラを合わせたブラックのストラップを備え、全体をブラックで統一している。タイヤを思わせるベゼルのディティールに、ウラカンのホイールを思わせる自動巻きローター、ローターからのぞくムーブメントの受けはブレーキディスクとキャリパーを思わせる造形を備える。この他にも、キャリバー上部にランボルギーニ ウラカンのV10エンジンに用いられるストラットバーのデザインを用いたブリッジなどでスーパーカーの持つ魅力を時計の中で存分に表現している。
エクスカリバー トゥーフォールド
手巻き(キャリバーRD01SQ)。28石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。MCF(直径 45mm、厚さ 15mm)。3気圧防水。2020年7月発売予定。世界限定8本。3216万4000円(税別)。
純白のミネラルコンポジットファイバー(MCF)製ケースを持つ「エクスカリバー トゥーフォールド」。このMCFはロジェ・デュブイが得意とする「Sheet Molding Compound(SMC)」プロセスにより製造されており、5時位置と7時位置にふたつのフライングトゥールビヨンを備えるスケルトン化されたキャリバーRD01SQを搭載する。RD01SQの文字盤側の構成要素もルミネサント加工を施しており、暗所でフライングトゥールビヨンを囲うふたつのリングと星形が浮かび上がるようにデザインされている。さらに独自素材であるFKMラバー製のトゥーフォールドストラップも「LumiSuperBiwiNova」によりルミネサント加工を施し、ムーブメント部の発光と併せてロジェ・デュブイの美意識を闇夜に浮かび上がらせる。
https://www.webchronos.net/features/41841