J12 パラドックス
自動巻き(Cal.12.1)。28石。パワーリザーブ約70時間。高耐性ホワイト&ブラック セラミック(直径38mm)。50m防水。予価86万5000円(税別)。
2019年に“何も変えることなく、すべてを変える”をコンセプトにリニューアルされた「J12」に、決して混ざり合うことがなく境界を創り出すツートンカラーの「J12 パラドックス」が追加された。このモデルは、ヘッドの3時側の端面を境界線として、3時側をブラック、残る部分をホワイトとし、さながら光と影の境界線と共存を感じさせる大胆なデザインを持つ。この境界は、形状とカラーが異なる2種類のセラミック部材を精密にカットした後に組み合わせて実現している。また、ケースのラグ部から続く、ベゼルと文字盤を貫く境界線は、パッドプリントを駆使して描き出されている。トランスパレントバックからのぞく自社開発ムーブメント、キャリバー12.1の自動巻きローターはシャネルのブランドロゴをイメージさせるリングをかたどる。リングの穴部からムーブメントの造形を見せながら一目でそれと分かるデザイン性を備え、個性的で独自のポジションを確立するJ12に花を添えている。
J12 パラドックス
自動巻き(Cal.12.1)。28石。パワーリザーブ約70時間。高耐性ブラック セラミック×18KWG(直径38mm、厚さ12.76mm)。50m防水。世界限定20本。予価2090万円(税別)。
「J12 パラドックス」Ref.H6515においてブラックとホワイトのセラミックで光と影の境界線と共存を表現したのに引き続き、高耐性ブラック セラミックをベースにダイヤモンドの輝きによってそれを表現した限定モデルを発表した。このモデルは、ブレスレットの3時側の端面を境界線として、3時側に18Kホワイトゴールド製ケースにバゲットカットしたダイヤモンドを敷き詰め、残る部分を高耐性ブラック セラミックとし、創業者ガブリエル・シャネルの好んだ、シンプルなブラックのスタイルにジュエリーを贅沢にあしらうコーディネートを時計内に表現している。“光”をダイヤモンドのまばゆい輝きで表現することで、ブラックセラミックによる“影”の存在感をより一層高めている。
J12 X-RAY
手巻き(Cal.3.1)。21石。パワーリザーブ約55時間。サファイア(直径38mm)。30m防水。世界限定12本。予価6810万円(税別)。
シャネルが2000年にブラックモデルの「J12」を発表し、セラミックスを高級時計の外装に相応しい素材へと昇華させてから20年となる2020年に、カラーコードからの解放と透明性の獲得を掲げて透明なサファイア(合成コランダム)によって時計を成立させた「J12 X-RAY」を発表した。直径38mmのサファイア製ケースに、サファイア製のプレートを持ち、日の裏車や歯車のブリッジから光を取りこんでレース刺繍のような歯車を鑑賞可能とする新型ムーブメントのキャリバー3.1を搭載する。また、透明なサファイア製ダイアルにレイルウェイトラックを配し、その周囲にインデックスとしてバゲットカットしたダイヤモンドを浮かぶように配している。ベゼルにもバゲットカットしたダイヤモンドを並べ、ケース内に浮かぶムーブメントとインデックス、ホワイトゴールド製の時分針を取り囲んでいる。ブレスレットもサファイアから切り出したリンクで構成し、J12 X-RAYのコンセプトである透明性を具現化する一助としている。
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