ロレアート インフィニティ エディション
自動巻き(GP01800-1404)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SS(直径42mm、厚さ10.7mm)。10気圧防水。2020年9月発売予定。188本限定。
ジラール・ペルゴは、ドイツのハンブルグを本拠とし、優れたカスタマーサービスと厳選された品ぞろえで知られる老舗時計宝飾店で、自社の時計ブランドも運営するヴェンペと独占販売契約を締結した。このことを記念して同社は、ヴェンペ正規販売店、ニューヨークおよびロンドンのフラッグシップストアにて独占先行販売される、ケース径38mmと42mmの「ロレアート インフィニティ エディション」を発表した。「ロレアート」は、1975年に8角形ベゼルと一体型スティール製ブレスレットを備えてアイコンとなり、2016年より「スポーティー シック」をコンセプトに再導入されたコレクションである。本作は、15の工程を経て鏡のように磨き上げたディープブラックオニキス文字盤を採用。コレクションの特徴である8角形ベゼルに、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを交互に施すことによってブラックの文字盤をより際立たせ、ピンクゴールドの秒針、アプライドインデックス、GPのロゴとのコントラストを生み出した。3時位置にはブラック ディスクにホワイトの数字を配したデイト表示を備え、文字盤の色調に合わせてデザインの統一感を生み出している。また、38mmケースモデルのベゼルには、56個のダイヤモンドをセッティングした。2020年9月より2カ月間、ヴェンペによりドイツの正規販売店およびニューヨークとロンドンのフラッグシップ ストアにて独占先行販売され、その後、世界各国のジラール・ペルゴ正規販売店で販売が開始される。
自動巻き(GP03300-1409)。27石。パワーリザーブ約46時間。SS(直径38mm、厚さ9.8mm)。10気圧防水。2020年9月発売予定。88本限定。
コスモス インフィニティ エディション
手巻き(GP09320-1440)。52石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約57時間。Ti(直径47mm、厚さ22.2mm)。3気圧防水。2020年9月発売予定。8本限定。
ジラール・ぺルゴは、2019年発表の「コスモス」を進化させ、独創的なデザインに職人のクラフトマンシップを注ぎ込んだ「コスモス インフィニティ エディション」を8本限定生産にて発表した。本作は“見えないものを目に見える形にする”というブランドの伝統に則って製作され、星座の移ろいをムーブメントで再現。肉眼では見ることができない宇宙の神秘を表現し、星々への旅をテーマとしている。12時位置に時分表示を備えるこのモデルは3つの技術的特徴を有している。ひとつめは、同社の特徴である「ネオ ブリッジ」に固定された竪琴型のトゥールビヨン ゲージである。本作のネオ ブリッジには、ブラックPVDコーティングを施したグレード5チタン合金を用いている。ふたつめは、3時位置に配置したデイ・ナイト表示となる24時間で1回転する地球儀。3つめは、9時位置に配した黄道帯の星座を表示して、23時間56分で1回転する天球儀である。この地球儀と天球儀は研磨したオニキス製で、細密画とピンクゴールドの仕上げを手作業で施している。なお、それぞれはオーダー時にカスタマイズが可能だ。地球儀と天球儀の回転周期のわずかな違いを再現することで、日々刻々と変化する夜空の星々の配置を可視化し、その1周が暦と繋がることを時計内に表現している。また本作は、完璧なシンメトリーを追求しており、そのため従来のリュウズを排している。操作入力として、裏蓋に巻き上げ及び調整のためのシステムを備えており、往年の懐中時計のスタイルを想起させるものとなっている。この調整システムには、各装置の用途を示す発光セラミックを用いた3種類のエングレービングを施し、操作時の分かりやすさにも配慮されている。
ヴィンテージ1945&1966 インフィニティ エディション
自動巻き(GP03300-1405)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SS(縦36.1×横35.25mm)。3気圧防水。2020年9月発売予定。88本限定。
「オニキスが表現する新しいブラック」がキーワードの「ヴィンテージ1945 インフィニティ エディション」と「1966 インフィニティ エディション」。本作は、伝統的かつ時代を超える洗練されたデザインに、ブラックオニキスの文字盤を合わせることで、タキシードとブラックタイで装う夜会を思わせるエレガンスを備えつつ、宇宙の深淵と無限の神秘を思い起こさせるモデルに仕立てた。「ヴィンテージ 1945」のオリジナルは、1945年に発表されたアール・デコの魅力を備えたモデル。これを受け継ぎ、手首に沿うようカーブをつけたレクタンギュラーケースで快適な着用感を実現している。またドーフィン型の時針と分針、ピンクゴールドのインデックスが文字盤とコントラストを成して視認性を高め、洗練された印象を与える。6時位置にはスモールセコンドとムーンフェイズ、12時位置には2枚の独立したディスクによる「ラージデイト」を備える。「1966 インフィニティ エディション」は、ラウンドケース、リーフ型針(40mmモデルは3針仕様、30mmモデルは2針仕様)、ピンクゴールドのインデックスと、クラシックなスタイルを踏襲したフォーマルウォッチだ。ケースの厚さも8.9mm(40mmモデル)とスレンダーに仕立て、エレガントさを際立たせている。また、直径30mmモデルのベゼルには60個のダイヤモンドをセットして輝きを与えた。各モデルはトランスパレントバックとなり、ピンクゴールド製ローターを備えた自動巻きムーブメントを楽しむことができる。
自動巻き(GP03300-1402)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SS(直径40mm、厚さ8.9mm)。3気圧防水。2020年9月発売予定。188本限定。
自動巻き(FP03200-1403)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(直径30mm、厚さ 9.15mm)。3気圧防水。2020年9月発売予定。188本限定。
フリー ブリッジ&フリー ブリッジ インフィニティ エディション
自動巻き(FP01800-1170)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SS(直径44mm、厚さ12.2mm)。3気圧防水。2020年10月発売予定。
1867年にジラール・ペルゴが発表した「スリー・ブリッジ」に敬意を表し、そのスタイルやデザインを発展させた「フリー ブリッジ」と「フリー ブリッジ インフィニティ エディション」。地板のベース部に架け渡されたネオブリッジには、特徴的な矢型の形状に、建築物に見られる軽量かつ強度を保つ構造を持たせた。また、両モデル共に備えたアワーブリッジは、フリー ブリッジでは手作業による面取りを施したサテン仕上げとし、フリー ブリッジ インフィニティ エディションには漆黒のオニキスを用いている。搭載する自社製キャリバーGP01800-1170には、シリコン製の脱進機とテンワ部品を採用した。シリコンは腐食に強く、軽量で温度変化や磁気の影響を受けにくい性質があるため、昨今では時計部品への採用が進んでいる素材である。同社はこの特徴に加え、従来技術では難しかった複雑な形状の部品を製作可能な点に着目し、複雑な形状を持つ「コンスタント エスケープメント L.M.用シリコン ブレード」を2013年に製造するなどの実績を有する。本作ではその技術をさらに高め、大型の可変慣性テンプを実現した。一般的な時計では、緩急針によってヒゲゼンマイの有効長を変えて歩度を調整するが、本作が搭載する可変慣性テンプでは、慣性調整ブロックを動かすことで動作周波数の微調整を行い歩度を調整する。これにより、テンプの安定性と耐衝撃性が向上、エアリアルなデザインと大きくなったテンプ直径によってさらに精度も向上した。トランスパレントバックからは、ムーブメントに施されたコート・ド・ジュネーブ装飾、面取り、サンドブラスト仕上げ、コリマソナージュ(螺旋模様)と、自社製ムーブメントの証である鷲のマーク、フリー ブリッジ インフィニティ エディションでは特別に与えられた18Kピンクゴールド製ローターを楽しむことができる。
自動巻き(FP01800-1170)。23石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。SS+DLC(直径44mm、厚さ12.2mm)。3気圧防水。2020年10月発売予定。88本限定。
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