1908年、アメリカ市場に特化したマニュファクチュールとしてスイス・ビエンヌに誕生し、宝石や貴金属を用いたラグジュアリーウォッチを多く製造した。1945年のポツダム会談では、トルーマン大統領がチャーチルやスターリンら列席した国家首相にコンコルドの時計を贈呈したことでも知られる。1979年に誕生したクォーツ時計は世界最薄として注目を浴びたが、その翌年には更に薄さを極めた0.98mmの「デリリュームⅣ」を発表した。1970年、北米時計会社(NAWC)により買収されたが、コンコルドの伝統である宝飾時計の美しさは現在も残されている。