1884年、レオン・ブライトリングがサン・ティミエに時計製作のアトリエを開いたのを起源とし、キャリアのスタート時からクロノグラフの製作において名声を得る。レオン・ブライトリングは航空機へ強い興味を持ち、その後の発展も見通していたとされ、1914年に会社経営を引き継いだ息子ガストンにより航空時計および航空計器メーカーとして発展する。ラインナップには、1942年に発表されたベゼルに回転計算尺を搭載する「クロノマット」、1952年に発表された回転計算尺をフライト・コンピューター(航空用計算盤)に置き換えた「ナビタイマー」を起源とするコレクションをはじめ、高い防水性能を持つ「スーパーオーシャン」、1957年のスーパーオーシャン発表当初の特徴を取り入れた「スーパーオーシャン ヘリテージ」、クラシカルなパイロットウォッチと航空計器の要素を持つ「アビエーター8」、アナログの時間表示とデジタルクロノグラフを組み合わせた「エアロスペース エヴォ」に代表される「プロフェッショナル」などがある。エレガントなルックスの「プレミエ」は1940年代に製造された同名のシリーズから着想を得ており、ブライトリング自社開発キャリバー01を搭載し、英国のプレステージカーメーカーのベントレーとのダブルネームのモデルを用意する。いずれのモデルにおいてもプロフェッショナルのための計器であるという哲学を持ち、機能性と信頼性に妥協しない姿勢を貫いている。またブライトリングは、国際航空連盟(FAI)とのパートナーシップ協定を結んだり、エアロバティックス・チームの「ブライトリング・ジェットチーム」を運営したりするなど、空への挑戦を続けている。