潤滑油の拡散を防ぐための手法。主に1960年代以降のハイビート機で使われる。部品洗浄の際、飽和脂肪酸の一種であるステアリン酸を0.07%程度加えた洗浄液に部品を浸して乾燥させると、表面にステアリン酸皮膜が生じる。エピラム処理を行うと、潤滑油の拡散が起きにくくなる。諏訪セイコー(現セイコーエプソン)は、60年のグランドセイコーですでにエピラム処理を採用していた。