古典的な巻き上げ機構のひとつ。19世紀後半までの懐中時計に多く見られた。カギで直接香箱内のゼンマイを巻き上げていく。機構は単純だが、埃やゴミが入りやすく、やがてリュウズ巻きに置き換わった。2007年発表のA.ランゲ&ゾーネの「ランゲ31」は巻き上げ時間短縮のためカギ巻きを採用する。