トゥールビヨン同様、脱進機を回転させることで姿勢差誤差を減少させるメカニズム。ただしトゥールビヨンと異なり、4番車が固定されておらず、3番車が4番車と脱進機を回転させる。トゥールビヨンほど複雑ではないが、一般的に脱進機の回転速度はトゥールビヨンより遅い。1892年、コヴェントリーの時計師であるボニクセンが特許を得た。狭義では4番車が固定されていないものをカルーセルというが、広義ではトゥールビヨン以外の、脱進機が回転する時計を指す楊合もある。ユリス・ナルダンの「フリーク」は、広義ではカルーセルである。→トゥールビヨン