時計用語辞典

ギュンター・ブリュームライン

Gunter Blümlein

LMH(Les Manufactures Horlogéres)および、リシュモン時計部門の最高経営責任者(1943〜2001年)。ニュルンベルグ生まれ。1980年ドイツの計器メーカーVDOがIWCとジャガー・ルクルトを買収した後、コンサルタントに就任。IWCでは「ポルシエデザイン」「ダ・ヴィンチ」などを発表、ジャガー・ルクルトでは「レベルソ」にテコ入れをして経営状態を大きく改善した。90年にはウォルター・ランゲ氏と共同でA.ランゲ&ゾーネを復興。91年には3社を運営するLMHの会長となった(〜2000年)。01年1月、リシュモン時計部門最高経営責任者に就任するが、同10月急逝。「率直で長期的な視点」に基づいた経営を旨とし、魅力的な機構と控えめな価格、そして徹底したコスト削減で、傘下の時計メーカーだけでなく、時計業界全体に影響を与えた。