時計用語辞典

クロワゾネ

Cloisonné

エナメル技法の一種。金属線で枠を作り、そこに釉薬を流し込んで焼き上げる装飾技法のこと。有線七宝ともいう。6世紀に誕生したとされ、9世紀の東ローマ帝国で大いに広まった。厚さ0.004mm 、高さ0.4mm程度の金線を張り、釉薬を流し込んだ後、1500度の温度で焼き上げる。現在の第一人者はアニタ・ポルシェ。なお日本の有線七宝は、世界的にも評価が高い。