動態精度とも。時計を実際に携帯した場合の精度。姿勢差誤差や外乱の影響などにより、静態精度より悪化する楊合が多い。そのため高精度を測る基準であるC.O.S.C.クロノメーターの合格機でも、実際は精度が出ない場合もある。携帯精度が改善されたのは、姿勢差誤差の一因であるテンワの片重りが解消され、外乱の影響を受けにくいハイビートが普及した1960年代以降。一方、卓上で計測した精度を静態精度という。