時計用語辞典

原子時計

Atomic clock

原子の振動を利用した時計。現在、天文台の標準時計として採用されている。1946年、アメリカ国立標準局が開発(特許取得は49年)。続いてイギリスも、セシウム原子時計を開発した。当時最も高精度だったクロックでさえ、1日に1000分の1秒程度の誤差があったが、最も優れた電子時計は約3000万年に1秒の誤差という高精度を持つ。セシウム電子時計を例に取ると、その振動数は91億9263万1770Hz。一般的なクォーツと比較して、約28万倍高振動である。