同軸脱進機とも。ジョージ・ダニエルズ博士が発明し、オメガが開発、量産化に成功した。ガンギ車とアンクルの接触面積が少なく、磨耗しにくいため、注油がほとんど必要ない。また拘束角が低いため、振り角が低くても等時性を得やすい。デテント脱進機とスイスレバー脱進機の利点を併せ持った腕時計向けの脱進機といえる。最近のモデルでは発売当初よりも振動数を落として振り角を向上。より腕時計に向くよう改良された。原型はチャールズ・ファソルトのコーアクシャル脱進機(1859年)。→拘束角