ジュネーブ州の技術規格法24条に定められた検定に合格した時計に与えられる。かつての基準は時計の仕上げに関するもので、例えばネジの頭部上面はポリッシュ仕上げ、またはサーキュラーグレイン仕上げとする、カナ真とカナ歯車の各面はポリッシュ仕上げとするなどであった。内容自体は19世紀後半のジュネーブ製高級時計の作りを明文化したもので、このシールを持つものは古典的な時計作りに従っていると言える。しかし2013年には、新しいジュネーブ・シール規定が発足。防水性能やパワーリザーブなど、実用性を加味した規定に進化した。