チラネジのないテンプのこと。腕時計に高精度が求められはじめた1950年代以降に広く普及した。仮にチラネジ付き/なしのテンワが同重量の場合、後者はよりテンワの直径を拡大できる。そのため理論上、テンワのモーメントは増加し、時計の精度は大きく向上する。チラネジがないためテンワの片重りを取りにくいが、部品の加工精度が向上した現在、片重りを取る必要はさほどなくなった。またテンワ上に突起物がないため空気抵抗が小さい。そのため現在のハイビート機は大半がスムーステンプを採用する。