影を利用して時間を計測する装置のこと。起源は古代エジプト(紀元前3500年のオベリスク)およびバビロニアにさかのぼるが、完成させたのはギリシャ人およびローマ人とされる。紀元前11年頃、ローマ皇帝のオクタヴィアヌスは、エジプトのヘリオポリスから柱型の日時計を移設(ソラリウム・アウグスティ)。これは1万2000平方メートルの広場に時間を表示する、当時世界最大の日時計だった。また機械式時計が普及する以前は、携帯型の日時計が広く用いられていた。