時計用語辞典

レバー脱進機

Lever escapement(英)

自由脱進機のひとつ。1775年にトーマス・マッジが開発したとされる。主にラチェットツースレバー脱進機と、クラブツース(スイス)レバー脱進機を指すが、現在は衝撃面の小さなクラブツースレバー脱進機が主流である。退却型や静止型脱進機に比べて等時性が高く、デテント脱進機に比べて衝撃に強い。また量産に向いているため、19世紀半ば以降、広く普及した。