機械式クロノグラフのクラッチ機構の一種。一般的には1分間に1回転する4番車に、上方向からクロノグラフを動かすためのクラッチを押しつけ、クロノグラフを作動させる。縦方向にスペースが必要な上、機械式クロノグラフらしい見た目も持たないが、クロノグラフ作動時の針飛びが起きない上、振り角も落ちにくく、省スペースである。そのため、1980年代以降に設計された自動巻クロノグラフの大半が、水平クラッチを採用する。代表例にはロレックスのキャリバー4130、ブライトリングの01などが挙げられる。