機械式クロノグラフのクラッチ機構の一種。一般的には1分間に1回転する4番車に、横方向からクロノグラフを動かすためのクラッチを押しつけ、クロノグラフを作動させる。横方向にスペースが必要な上、クロノグラフ作動時の針飛びが起きやすく、振り角も落ちやすいが、クロノグラフらしい見た目を持つ上、理論上は耐久性にも優れる。手巻クロノグラフの多くは、今なお水平クラッチを採用する。代表例にはオメガのキャリバー1861、A.ランゲ&ゾーネのキャリバーL951などが挙げられる。