2023年8月11日、金沢の香林坊に、パネライのブティックが新しくオープンした。コンセプトはイタリアンライフ。ドリンクコーナーが設けられたほか、内装のデザインも、新しいコンセプトで統一された。もちろん、時計やストラップの在庫も山のようにある。
Text and Photographs by Masayuki Hirota(Chronos-Japan)
[2023年8月23日公開記事]
“イタリアンライフ”がコンセプトの「パネライ金沢ブティック」
金沢の目抜き通りである香林坊。このメインストリートに、パネライの新しいブティックがオープンした。天井高8mの店内には、約80本のパネライと、150本ものストラップが揃う。
香林坊の目抜き通りにあるブティックは、「ココホテルプレミア金沢香林坊」の1階にある。「計画が進んだのは昨年の7月からです。1年かけて、ようやくオープンとなりました」。
パネライのジャパンリージョナルCEOであるホルヘ・プエンテス氏はこう語る。「金沢というエリアは、商圏としても非常に大きいのです」。北陸3県をカバーするだけでなく、インバウンドの需要が大きいことも、理由のひとつであるようだ。「新しいコンセプトで作られた金沢のブティックには、他の国が嫉妬すると思いますよ」。
金沢ブティックは、パネライCEOのジャンマルク・ポントルエ氏が進める、新しいコンセプトを前面に押し出している。強調されたのは、イタリアンライフと、海との繋がり。床に敷き詰められた大理石風の床は、イタリアの建築物から触発されたもの。また、ウッドやメタルだけでなく、コンクリートを強調することで、今のパネライらしいモダンさを強調している。
店内に入って驚かされるのが、高い天井だ。8mの高さを持つブティックは、日本では非常に珍しい。以前カフェであればこその、贅沢な空間の使い方だ。左手のカウンター奥には、カンパリの瓶が並んでいる。ポントルエ氏が「新コンセプトのブティックではイタリアのコーヒーが飲めるようにする」と述べた通りだ。また、カウンターの裏には業務用のエスプレッソマシンも置かれている。わざわざイタリアから輸入したとのこと。
もちろん、ブティックであるから、在庫も豊富だ。オープンに合わせて集められた時計は約90本。複雑時計のトゥールビヨンや永久カレンダー、ゴールドケースのドゥエなどが揃っているのは、パネライの期待があればこそ。またストラップの在庫は150本もあるとのこと。既存のユーザーにとっても、目移りするほどのバリエーションからストラップを選べるのは朗報だろう。旅行ついでに、ストラップを替えるというのは、金沢ブティックならではの楽しみ方かもしれない。
店舗情報
パネライ金沢ブティック
住所:〒920-0961 石川県金沢市香林坊1丁目2−16
電話:076-204-7747
e-mail:kanazawa@panerai.com
営業時間:11:00~19:00(水曜日定休)
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