自動車界と強い関わりを持つリシャール・ミル。世界的に有名なクラシックカーレース「ル・マン クラシック」では、2002年の初開催からオフィシャルパートナーを務めている。また2008年からは、大会を記念した限定モデルを発表している。約23万人の観客がレースを楽しんだ、ル・マン クラシック 2023についてレポートする。
2023年8月31日公開記事
世界最大規模のクラシックカーレースイベント「ル・マン クラシック」
ル・マン24時間レースの100周年を祝う2023年の「ル・マン クラシック」は、今までになくレトロなモータースポーツへの情熱を象徴するものとなった。第11回目の開催となった2023年は、過去最多の約23万5000人もの観客が、年代別に6つのグリッドに分けられたクラシックカーの歴史的なレースを見守った。
その他にも多くのレースが開催され、800台のレーシングカーと1000人のドライバーが参加した。1980〜90年代に活躍した名車が登場するグループCが過去の栄光をよみがえらせ、ポルシェ同士がル・マン24時間レースの全盛期のように競い合った。
この歴史的な大会がもたらした熱狂は、約70台のベントレーがコースに登場したことにも表れている。昔ながらのル・マン式スタートの直前に、ピットストレートに沿ってにこの由緒ある英国車が並んだ光景は、間違いなく今回の大会におけるハイライトのひとつだ。
ポルシェ917やフェラーリ250LM、アルピナA442のような、伝説的なマシンが同じコースで走る姿を見れるレースは他にない。しかも、有名な1950年型の“モンスター”キャデラックや、ヘリコプターのタービンを搭載した1968年のハウメット、NASCAR出身の1976年型のフォード・グラントリノのような珍しいマシンも見ることができるのだ。
リシャール・ミル ファミリーであるテニス界のアイコン、ラファエル・ナダルとサッカー界のスター、ディディエ・ドログバがスタートを切ったあと、時折にわか雨が降ったものの、観客の熱狂が冷めることはなかった。
2002年の第1回大会以来、ル・マン クラシックのパートナーを務めているリシャール・ミルはこのイベントに敬意を表し、大会を象徴するカラーをあしらった特別なモデルを発表してきた。今回の大会では、スポーティーな外観が特徴の「RM 72-01 ル・マン クラシック」が世界限定150本で発表された。
世界最大のクラシックカーの祭典であるル・マン クラシックの次回開催は2年後だ。2025年、サーキットでまた会おう!
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