究極を追い求める歌手で俳優の福山雅治、愛用する腕時計はパテックフィリップ！

2023.11.05

さまざまなジャンルの有名人が愛用する時計に着目して紹介する「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は時計やギター、カメラに並々ならぬ愛情を注ぎ続ける、シンガー・ソングライターで俳優の福山雅治が愛用する、パテックフィリップのアクアノートやカラトラバに着目した。

沼本有佳子：文
Text by Yukaco Numamoto
2023年11月5日掲載記事

マルチな才能を開花させ、多くのヒット曲を生み出した福山雅治

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福山雅治 Masaharu Fukuyama(@masaharu_fukuyama_official)がシェアした投稿

2023年9月1日に福山雅治が投稿したInstagramの1枚。斎藤工をゲストに迎え、ラジオ番組「福のラジオ」を収録中だ。

　1990年にシンガー・ソングライターとしてデビューし、多数のヒット曲を生み出してきた福山雅治。現在も彼は俳優、写真家としての一面を持ちながら、常に音楽活動を続けている。誰もが口ずさめるほどの大ヒットを記録した「桜坂」や「家族になろうよ」は結婚式などで多くの人が耳にしたのではないだろうか。名曲は歌い継がれ、若い世代のファンも多い。

　長崎県長崎市出身の福山雅治は、かつて電子計測機器メーカーに勤務後、退職して上京し、アルバイト生活を経て、1988年に大手芸能事務所であるアミューズのオーディションに合格した。元々は映画俳優としてデビューし、その2年後に歌手としてデビューしている。その後はテレビドラマに出演し、端正なルックスで一躍注目を浴びた。

　1990年後半の頃から女性誌が選ぶ「好きな男ランキング」上位の常連となり、男女を問わず高い人気を誇っている。当時から写真家としての活動も行っており、世界的に有名な写真家である植田正治に師事していることも有名である。「やるならどこまでも」と好きなものをとことん突き詰め、究極の高みを目指す福山雅治らしいエピソードだ。

長年憧れのブランドだったパテックフィリップの腕時計を着用する福山雅治

　ラジオの番組内で福山雅治は時計についての思い入れを語ったことがある。パテックフィリップに深い憧れの念を抱いていた福山雅治は、芸能界やエンターテイメント業界の人間がおいそれと着けてはいけないような気がしていたそうだ。自身もパテックフィリップに憧れて、いつかは欲しいと思っていたが、あえて避けていたという。そして、40歳後半に差しかかったときに「もう、パテックフィリップをしてもいいだろう」と思えるようになったそうだ。なお、この時の放送は2016年のもので、今もYouTubeでラジオ放送を聞くことができる。

2016年1月16日に放送された「福のラジオ」のYouTube。

　2023年9月1日に福山雅治が投稿したInstagramを見ると、福山雅治はブラックラバーベルトのパテックフィリップ「アクアノート」を着用しているように見られる。

　初代のアクアノートが発売されたのは1997年のことである。パテックフィリップの中では比較的新しいコレクションではあるが、スポーツ・エレガンスを掲げたコンセプトは現在のニーズにも合致し、高い人気を誇っている。スポーツウォッチとして先に発売されたのは「ノーチラス」であったが、パテックフィリップのスポーツウォッチ第2弾としてアクアノートは発表された。ルーツはミリタリーにあり、立体的なエンボス加工が施された文字盤による高い視認性と実用性のあるシンプルさ、カジュアルなトロピカルバンドでありながら、スポーツ一辺倒にならないエレガンスも併せ持つことが特徴である。

　時計のみならず、カメラやギターにも深い造詣を持つ福山雅治は2023年11月9日に放送予定の番組の中で、アメリカのペンシルバニア州のアコースティックギターの工場を訪れる。2024年には約2年ぶりとなる全国ツアー開催も決定しており、アメリカで購入したギターがツアーにも登場するかもしれない。