タグ・ホイヤーは幅広い層から人気を得ている、スイスの老舗高級時計ブランドだ。主に自社製ムーブメントを搭載した機械式時計を主に展開しているが、クォーツモデルの評価も高い。そこで、ブランドやクォーツ時計の特徴を解説し、タグ・ホイヤーの人気クォーツモデルも紹介しよう。
レーシング時計の巨匠「タグ・ホイヤー」の代表コレクション
モーターレーシングとの深い関わりを持つタグ・ホイヤーは、高性能かつ革新的な時計を生み出し続け、世界屈指の時計ブランドに上り詰めた。ブランドのこだわりが反映された、人気の主要コレクションをチェックしておこう。
フォーミュラ1
「フォーミュラ1」はサーキットをイメージしたデザインが特徴的なモデルだ。コレクションを象徴するベゼルのノッチは、レーシングに着想を得ている。
60項目以上の品質検査に合格した優れた耐衝撃性も魅力である。レーシングスーツの上から着用できるように設計されており、実際にF1の伝説のレーサー達も愛用していた。
ライフスタイルを問わない多彩なラインナップも特徴だ。さまざまなシーンやスタイルに合わせられるだろう。
アクアレーサー
「アクアレーサー」は、タグ・ホイヤーが誇る高性能ダイバーズウォッチだ。どのような状況下でも信頼性を損なわない、プロ仕様のスペックが備わっている。
特徴は、丸みを描いたケースに角張ったベゼルを合わせ、高級機らしい上品な雰囲気を醸し出している。200mや300mといった防水性能を実現しているとは思えない、ファッショナブルなデザインが魅力だ。
フォーミュラ1と同様、アクアレーサーにも多彩なモデルがラインナップされている。デイリーユースの1本に選んでみよう。
タグ・ホイヤーのおすすめモデルを知る前に。クォーツ時計について知ろう
クォーツとは水晶振動子を調速に用いたムーブメントを指す。機械式時計と比較した場合の、クォーツ時計ならではの特徴を見ていこう。
精度が高い
クォーツ時計の大きなメリットは精度が非常に高いことだ。振動数が機械式時計の数千倍もあるため、機械式時計よりも高い精度を実現できる。
機械式の精度が日差-10秒~+20秒程度であるのに対し、クォーツの場合は月差±20秒程度である。クォーツの高振動は、機械式時計では真似できないものなのだ。
磁気や衝撃に強いこともクォーツ時計のメリットである。精密機器が絶妙に組み込まれた機械式時計は、磁気や衝撃に弱い性質を持つが、使用パーツが少ないクォーツは機械式時計ほど繊細ではない。
価格が安い
機械式時計は緻密な内部構成となっており、量産が難しいことから価格が高くなりがちだ。一方のクォーツ時計は機械的な構造が少ないため、機械式時計よりリーズナブルである。
とはいえ、クォーツモデルに力を入れている高級時計ブランドも多く、安いからといって中身が伴っていないわけではない。各ブランドからハイクォリティで魅力的なクォーツ時計が数多く誕生している。
クォーツ時計に興味があるなら、高級時計ブランドのクォーツ時計に絞って探してみることをおすすめする。
タグ・ホイヤーの人気クォーツモデル
タグ・ホイヤーの定番コレクションの中から、おすすめのクォーツモデルを紹介する。時計選びの参考にするとよいだろう。
「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ ガルフ」
「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ ガルフ」は、ブルーのサンレイ加工サテン仕上げのダイアルに、「ガルフ」のアイコニックなブルー&オレンジのストライプが目を引くモデルだ。スポーティーな外観でカジュアルシーンにおすすめできる。
ステンレススティール製の43㎜ケースには、ねじ込み式ケースバック、ねじ込み式リュウズが組み込まれている。暗闇では針やインデックスが光るため、高い視認性を確保することが可能だ。
200mの防水性能なので、水回りの作業やアウトドアシーンでも活躍してくれるだろう。
クォーツ。SSケース(直径43mm)。200m防水。32万4500円(税込み)。
「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 クロノグラフ」
「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 クロノグラフ」は、サンレイ加工サテン仕上げを施した深みのあるブルーダイアルが美しい、高精度クォーツクロノグラフである。
クロノグラフらしい計器然とした意匠が魅力的だ。6時位置には1/10秒計、12時位置には判読しやすいビッグデイトを搭載している。
やや大きめな40mmというケース径は、ビジネスでもプライベートでも使いやすいサイズといえるだろう。
クォーツ。SSケース(直径40mm)。200m防水。33万5500円(税込み)。
「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ」
「タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル200 ソーラーグラフ」は、2022年にブランド初のソーラー駆動として登場した。このモデルは第2作目のチタンケース&ブレスレット仕様である。
太陽光または人工光で充電可能、太陽光だと2分間当てるだけで、約1日分の動力が得られる。20時間の充電では約6カ月間の駆動が可能。さらに、充電切れを起こした場合は、10秒ほど光に当てるだけで再稼働できる。
ケース、ブレスレット、ベゼルは耐圧性に優れたサンドブラスト仕上げのグレード2チタンを採用。軽量で快適な着け心地なのでアウトドアに最良だ。
ソーラークォーツ(Cal.TH50-00)。チタンケース(直径40mm)。200m防水。41万2500円(税込み)。
タグ・ホイヤーのクォリティをクォーツで体感
タグ・ホイヤーはクォーツ時計にも力を入れているブランドだ。定番コレクションの中にも、魅力的なクォーツモデルが多数用意されている。
クォーツ時計は非常に精度が高い上、機械式時計に比べ入手しやすい点も特徴である。タグ・ホイヤーのクォーツ時計を身に着け、ブランドのクォリティを体感してみよう。
参考サイト:https://www.tagheuer.com/jp/ja/
https://www.webchronos.net/features/52696/
https://www.webchronos.net/features/40277/
https://www.webchronos.net/features/106374/