オーデマ ピゲが2024年に発表した新作時計を、まとめて紹介する。「ロイヤル オーク」と「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」に、さまざまなバリエーションが追加されている中、見るべきは新しい18Kゴールドモデル、そしてカラフルな文字盤の発色である。
「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー “ジョン・メイヤー”」コラボレーションモデル
自動巻き(Cal.5134)。38石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径41mm、厚さ9.5mm)。2気圧防水。世界限定200本。要価格問い合わせ。4月発売。
オーデマ ピゲ注目の新作は、シンガーでギタリストのジョン・メイヤーとコラボレーションした「「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー “ジョン・メイヤー”」である。グラミー賞を7度受賞したアーティストであり、ウォッチコレクターとしても知られるジョン・メイヤーとともに作り上げられたダイアルは「クリスタルスカイ」と名付けられた。深いブルーをベースに、水晶にも似た不規則な形状のエンボス加工が施され、星々が煌めく夜空の無限の広がりを感じさせる仕上がりである。
本作の特徴はダイアルカラーだけではなく、ジョン・メイヤーとの細部にわたるディスカッションにより作りこまれている点にある。パーペチュアルカレンダー表示のデイトサブダイアルの「31」は通常は赤色であるが、デザインの調和を図るためにホワイトで印刷され、「31」の隣の数字である「1」と区別するためにサイズをわずかに小さく、そして高さをずらしている。その理由をジョン・メイヤーは「単に時刻を読むときには文字盤の中で邪魔にならない、週番号を見るときには簡単に読み取ることができる」ようにと説明している。
また本作は、さまざまなモデルに用いられてきた薄型の自動巻きパーペチュアルカレンダームーブメントCal.5134を搭載する最後の限定モデルとなる。Cal.5134は、クォーツレボリューションの最中である1978年に発表された、当時世界最薄となる自動巻きパーペチュアルカレンダームーブメントCal.2120/2800の系譜の上にあるものだ。Cal.2120/2800およびCal.5134はオーデマ ピゲの新たな成長期を支え、その後のクラシック コンプリケーションの復活を促したムーブメントとして、オーデマ ピゲの歴史の中でも重要なムーブメントとして位置づけられている。
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」ピンクゴールドケースモデル 2サイズ7モデル
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」18Kピンクゴールドモデルに2サイズ、計7モデルが一挙に発表された。ラインナップ構成は、ケース径38mmで3針モデルが2種と、ケース径41mmの3針モデル2種およびクロノグラフモデル3種である。いずれも”シグネチャー”と名付けられたコレクションのためにデザインされたエンボスダイアルが与えられている。
細めの手首にフィットする38mmケースの2モデル
38mmケースのモデルは2023年10月発売のモデルに続くもので、18KPGのケースにライトブルーダイアルと、初代ロイヤル オークに採用された、オーデマ ピゲのアイコニックな「ナイトブルー、クラウド 50」のブルーダイアルが用意される。いずれも3針モデルだ。
自動巻き(Cal.5900)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KPGケース(直径38mm、厚さ9.6mm)。3気圧防水。467万5000円(税込み)。4月発売。
自動巻き(Cal.5900)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KPGケース(直径38mm、厚さ9.6mm)。3気圧防水。467万5000円(税込み)。4月発売。
搭載されるムーブメントはともに最新世代のCal.5900で、パワーリザーブは約60時間。ケースバックからは”AP”と象られたローターや、ムーブメントに施された仕上げを楽しむことができる。
3針モデルとクロノグラフが追加された41mmケースの5モデル
41mmケースを採用した新作5モデルは、3つのダイアルカラーで展開される。38mmケースモデルにも採用されたアイコニックな「ナイトブルー、クラウド 50」、彩度を抑えたグリーン、そしてブラックだ。
自動巻き(Cal.4302)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPGケース(直径41mm、厚さ10.7mm)。3気圧防水。489万5000円(税込み)。4月発売。
(右)オーデマ ピゲ「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」Ref.26393OR.OO.A348KB.01
自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPGケース(直径41mm、厚さ12.6mm)。3気圧防水。682万円(税込み)。4月発売。
「ナイトブルー、クラウド 50」のダイアルは、3針モデルとクロノグラフモデルで用意される。38mmケースモデルではダイアルカラーに合わせたダイアルリングが組み合わされていたのに対し、41mmケースモデルではグレーとなり、1/4秒スケールが与えられている点が特徴となる。
自動巻き(Cal.4302)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPGケース(直径41mm、厚さ10.7mm)。3気圧防水。489万5000円(税込み)。4月発売。
(右)オーデマ ピゲ「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」Ref.26393OR.OO.A056KB.01
自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPGケース(直径41mm、厚さ12.6mm)。3気圧防水。682万円(税込み)。4月発売。
グレーの色調も感じられるグリーンダイアルも、3針モデルとクロノグラフが用意される。3針モデルのダイアルリングには1/4秒スケールが与えられ、ダイアルカラーと合わせたグリーンとなる。
自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPGケース(直径41mm、厚さ12.6mm)。3気圧防水。682万円(税込み)。4月発売。
ブラックダイアルはクロノグラフモデルの1種となり、これは今般発表された新作の中で唯一、八角形のミドルケースとリュウズにブラックセラミックスを採用したモデルとなっている。セラミックスと18KPGで異なる素材由来の輝きを取り込みながら、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲの代名詞となっているケースの極めて複雑な造形の魅力を強調している。
41mmモデルはいずれも、ダイアルカラーに合わせたテキスタイル調のストラップが組み合わされる。搭載されるムーブメントいずれも最新世代となり、3針モデルはCal.4302、クロノグラフはCal.4401で、ともにパワーリザーブは約70時間である。
「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン エクストラ シン(RD#3)」のホワイトゴールドモデル
「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン エクストラ シン(RD#3)」の新作は、18Kホワイトゴールドケースにバゲットカットダイヤモンドをセットしたベゼルを組み合わせたモデルだ。ケース径37mm、厚さ8.1mmながら6時位置にフライング トゥールビヨンが搭載され、本作のための新色であるスモークブルーのダイアルが組み合わされている。
自動巻き(Cal.2968)。33石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KWGケース(直径37mm、厚さ8.1mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。4月発売予定。
本作のデザインは、22年にロイヤル オーク50周年記念として発売されたステンレススティール製でケース径39mmのロイヤル オーク”ジャンボ”と、37mm(RD#3)の2モデルをベースとしつつ、37mm径のケースとブレスレットに18KWGを採用し、ベゼルにバゲットカットダイヤモンドを組み合わせている。
組み合わされるダイアルは、22年発表でケース径39mmのロイヤル オーク”ジャンボ”に採用されたプチタペストリーを引き継ぎつつ、新色のスモークブルーとなる。このカラーは、ブルーのPVD加工の後、ダイアルを回転させながらブラック塗装をスプレーすることでダイアル周囲にスモーク効果を与えたものだ。中心から外側に向かう色のグラデーションが、ギヨシェ模様のモチーフを引き立てている。
サンドゴールドを外装に用いた初のタイムピース「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン オープンワーク」
サンドゴールド製の初のタイムピースとして「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン オープンワーク」が発表された。サンドゴールドとは、ホワイトゴールドとピンクゴールドの中間のような色調を示す18Kゴールドだ。ゴールドに銅、パラジウムを加えることで、この特徴的な、温かみを感じられる色調を実現した。また、素材由来の特性と表面に施された仕上げによって光の反射に変化を生み出しており、さまざまな表情を見せるところも特筆すべき点だ。さらに、経年による変色に強い、持続性に優れた素材となっている。ネーミングは、太陽に輝く砂丘にちなんだ。
自動巻き(Cal.2972)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約65時間。18Kサンドゴールドケース(直径41mm、厚さ10.6mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。6月発売予定。
本作は、オープンワークが施され、6時位置にフライング トゥールビヨンを備える自動巻きのCal.2972を搭載する。Cal.2972は、22年にロイヤル オーク50周年を記念して登場したものであり、オープンワークがシンメトリーとなるようにデザインされている。本作への搭載に合わせて、Cal.2972のブリッジや地板もサンドゴールドカラーでまとめられており、内部部品のロジウムカラーとのコントラストを生み出しつつ、オープンワークによって多層構造の立体感を際立たせている。
「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン オープンワーク」ホワイトゴールドモデル
「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン オープンワーク」の新作はホワイトゴールドモデルである。本作はピンクゴールド、イエローゴールド、ステンレススティールですでに展開されているケース径39mmのコレクションに追加される形となる。また本作のデザインは、1972年に発表された、ステンレススティール製の初代「ロイヤル オーク」のスポーティーなデザインへのトリビュートである。
自動巻き(Cal.7124)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約57時間。18KWGケース(直径39mm、厚さ8.1mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。4月発売予定。
グレーのニュアンスでまとめた本作の特徴は、ムーブメント厚さがわずか2.7mmの自動巻きCal.7124を搭載する点である。Cal.7124は、厚さは8.1mmの”ジャンボ”ケースに搭載するために設計されたもので、オープンワークのデザイン性も追及されている。現代的なオープンワークは蜘蛛の巣状に施されており、香箱からの動力が伝達される輪列、エスケープメントのディティールを鑑賞可能となっている。
41mm径の「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン」2モデル
「ロイヤル オーク フライング トゥールビヨン」に、新しいダイアルを採用したケース径41mmの新作2モデルが発表された。
ステンレススティールモデルはスモークバーガンディーダイアルを備え、ケースやインデックス、時分針の色調とコントラストが効いた鮮やかさが特徴である。サンバースト模様を施してから半透明のラッカーカラーを載せることで、鮮やかに輝く色を強調している。
自動巻き(Cal.2950)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約65時間。SSケース(直径41mm、厚さ10.6mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。4月発売予定。
18Kピンクゴールドモデルのグレーとアイボリーのツートンカラーダイアルが組み合わされる。ケースの色調も相まって暖かみのある仕上がりとなる。ダイアルの中心部はガルバニック加工で生成したグレーカラーをサンドブラストでより繊細な質感に仕上げている。ダイアル周辺部はアイボリーカラーで、ピンクゴールドとグレーの橋渡しをするように調和をもたらしている。
自動巻き(Cal.2950)。27石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約65時間。18KPGケース(直径41mm、厚さ10.6mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。4月発売予定。
「ロイヤル オーク フロステッドゴールド オートマティック」イエローゴールドモデル
「ロイヤル オーク フロステッドゴールド」の新作は、ケース径37mmの18Kイエローゴールドモデルだ。フロステッドゴールドは、2016年よりロイヤル オークコレクションに採用されている鍛金仕上げで、フィレンツェに伝わる伝統的なジュエリーの技法を、ジュエリーデザイナーのキャロリーナ・ブッチが再解釈したものだ。ゴールドの表面にダイヤモンドチップツールがついた治具でごく小さな凹凸を無数に施すことで、繊細な煌めきが生みだしている。
自動巻き(Cal.5900)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KYGケース(直径37mm、厚さ9.1mm)。5気圧防水。予価935万円(税込み)。6月発売予定。
組み合わされるダイアルは、ガルバニック加工をダイアルベースに施した後、ブラックのスプレーでスモーク効果を加えたサンバースト模様だ。サンバーストのグラデーションにより時計全体の印象を引き締めつつ、イエローゴールドのアワーマーカーとコントラストを生み出して視認性を高めている。ここに、24Kゴールド製のロゴをブラックロジウムメッキで仕上げ、存在感のある仕上がりとなっている。
搭載されるムーブメントは最新世代のCal.5900で、パワーリザーブは約60時間。ケースバックからは”AP”と象られたローターとともにムーブメントに施された仕上げを楽しむことができる。
「ロイヤル オーク クロノグラフ」ケース径41mmの18Kイエローゴールドモデル
「ロイヤル オーク クロノグラフ」の新作は、ケース径41mmの18Kイエローゴールドモデルだ。本作は、22年にロイヤル オークコレクション50周年記念として発表された「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」のカラーと素材を踏襲したモデルとなる。
自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KYGケース(直径41mm、厚さ12.4mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。4月発売。
組み合わされるダイアルは、スモーキーなグラデーション効果が与えられた点が特徴だ。その製作方法は、ブラスのダイアルベースに、アイコニックなグランドタペストリーを施した後、ガルバニック加工で18Kイエローゴールドのメッキをかけてカラーを与えている。ここに本作では、ブラックのニスをスプレーして載せることで特徴的なグラデーションが生み出されている。
インダイアル上にはグラデーションを施さずに視認性を確保しつつ、スモーキーなカラーに呼応する積算計針およびスモールセコンド針が組み合わされる。アワーマーカーおよび時分針、クロノグラフ秒針はイエローゴールド製で、統一感を生み出しつつコントラストのある仕上がりだ。
搭載されるムーブメントは、最新世代の一体型クロノグラフのCal.4401である。垂直クラッチシステムとコラムホイールを備えるこのムーブメントは、フライバック機能を有しながら安定した製造および調整を可能とする設計思想が取り入れられている。ケースバックからは、”AP”のロゴが与えられたローターに加え、オーデマ ピゲによるモダンかつ先進的なムーブメントを鑑賞可能である。
ケース径37mmの「ロイヤル オーク オートマティック」2モデル
ケース径37mmの「ロイヤル オーク オートマティック」の新作は、ダイヤモンドやサファイアで彩られたモデルだ。ホワイトゴールドバージョンは、ケースとベゼル上にブリリアントカットダイヤモンドをセットし、彩度を落としてシルバーの色調も感じさせるライトグリーンダイアルを組み合わせている。ポリッシュされたベゼルやケースエッジ部、サテン仕上げのケースサイドの輝きの違いに加えてダイヤモンドの生み出す輝きによって煌びやかでありながら、ライトグリーンによって落ち着いた上品なテイストにまとめられている。
自動巻き(Cal.5900)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KWGケース(直径37mm、厚さ9mm)。5気圧防水。929万5000円(税込み)。3月発売。
もう一方のピンクゴールドバージョンは、ケースには同じくブリリアントカットダイヤモンドを配し、ベゼル上には濃淡をつけたブルーサファイアをセットする。ダイアルカラーはサファイアよりも淡い色調のライトブルーだ。ピンクゴールドのケースと白い輝きを生み出すダイヤモンド、ライトブルーのダイアル、それよりも濃いブルーのサファイアと、素材由来のカラーや光の反射によって表情豊かな仕上がりとなっている。
自動巻き(Cal.5900)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。18KPGケース(直径37mm、厚さ9mm)。5気圧防水。929万5000円(税込み)。3月発売。
ともにダイアルには、オーデマ ピゲおよびロイヤル オークのアイコンであるグランドタペストリーが施され、ダイアルカラーに合わせたアリゲーターストラップが組み合わされる。また、フォールディングバックル部にもブリリアントカットのダイヤモンドが配される。搭載されるムーブメントは最新世代となる自動巻きのCal.5900だ。パワーリザーブは約60時間で、ケースバックからは”AP”のロゴが施されたローターや、ムーブメントに施された上質な仕上げを鑑賞可能である。
ケース径34mmの「ロイヤル オーク オートマティック」2モデル
34mmケースの「ロイヤル オーク オートマティック」の新作として2モデルが追加された。本作の発表は、手首の細いユーザーに向けたラインナップの拡充と言える。
ひとつ目のモデルは、18Kピンクゴールドケースおよびブレスレットに、新色となる鮮やかなピンクダイアルを組み合わせたモデルである。ダイアルにはオーデマ ピゲおよびロイヤル オークのアイコンとなるグランドタペストリーが施され、そこにALD加工(原子層蒸着)を用いることで鮮やかかつ発色の良いピンクを実現している。アワーマーカー、時分秒針、ロゴもピンクゴールドとして、ケースとのカラーコーディネートを生み出しつつ、ダイアル上に輝きを添えている。
自動巻き(Cal.5800)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KPGケース(直径34mm、厚さ8.8mm)。5気圧防水。予価748万円(税込み)。5月発売予定。
ふたつめのモデルは、ステンレススティールケースに18KピンクゴールドベゼルとグレーのPVD加工ダイアルを組み合わせる。アワーマーカー、時分秒針、ロゴはピンクゴールドとして、外装が備えるパワフルなコントラストのバイカラーデザインをダイアルにも取り込まれている。
ブレスレットはステンレススティール、リンク部はピンクゴールドだ。これらにより、コンテンポラリーなバイカラーデザインを生み出しつつ、ケースやブレスレットには高品質なサテン仕上げおよびポリッシュ仕上げが施され、現代的なロイヤル オークのデザインコードが守られている。
自動巻き(Cal.5800)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KPG×SSケース(直径34mm、厚さ8.8mm)。5気圧防水。予価407万円(税込み)。5月発売予定。
搭載されるムーブメントはともに自動巻きのCal.5800であり、パワーリザーブは約50時間となる。ケースバックからは、ロゴが施された22Kピンクゴールドローターや、コート・ド・ジュネーブ仕上げ、サテン仕上げなど、さまざまな仕上げ装飾を鑑賞可能だ。
スモークブルーをテーマカラーとした3針モデルの新作「ロイヤル オーク オフショア」
「ロイヤル オーク オフショア」の新作は、同コレクションとしては数少ないクロノグラフ機能を搭載しない3針モデルだ。ケース径は43mmで、本作は彩度を落としたブルーをテーマカラーとしている。ステンレススティールケースに、ブルーラバーをコーティングしたベゼルを組み合わせる。同色のダイアルとラバーストラップが組み合わされ、ロイヤル オーク オフショアのスポーティーさを表現するツートンデザインが特徴となる。
自動巻き(Cal.4302)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径43mm、厚さ14.4mm)。10気圧防水。予価374万円(税込み)。8月発売予定。
ダイアルは、ロイヤル オーク オフショアのアイコンであるメガタペストリーが施され、周囲の明度を落としたグラデーションのスモークブルーである。ダイアル周囲のベゼルはラバーコーティングされたことでマットな仕上がりで、ラバーストラップとの質感の調和が図られている。加えて、従来モデルのベゼルにはステンレススティールやゴールド、セラミックス、ジェムストーンといった素材由来の輝きやテクスチャーが与えられる例が多く、マットなラバーを取り込んだデザインアプローチは本作の特徴と言える。
搭載するムーブメントは自動巻きのCal.4302である。ムーブメント直径は32mmとゆとりのあるサイズで、面積の大きいプレートでムーブメントを覆った現代的かつ頑強な設計である。ロイヤル オーク オフショアのデザインと呼応する直線的なデザインが与えられた自動巻きローターとも相まって、本作のスポーティーなコンセプトにマッチしたものだ。
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