G-SHOCK 40周年記念モデルの中でも際立っていた「GCW-B5000UN」

FEATUREその他
2024.03.28

2023年に誕生40周年を迎えたG-SHOCKは、5000系コレクションからさまざまな派生版を発表した。その中でも独創的なカラーリングで人気を誇り、早々に完売に達したモデルのひとつが今回紹介する「GCW-B5000UN」の2モデルである。初代のスクエア型を引き継ぐ「5000」シリーズにカーボンを採用し、強さと軽さを両立したモデルだ。

GCW-B5000UN

G-SHOCKの40周年記念モデルとして発表された「GCW-B5000UN」の2モデル。初代のスクエア型を引き継ぐ「5000」シリーズにカーボンを採用し、強さと軽さを両立した。タフソーラー。カーボンケース(縦縦49.1×横45mm、厚さ14.5mm)。29万7000円(完売)。
Originally published on Montres De Luxe
[2024年3月28日公開記事]


パーツごとで異なる製法のカーボンを採用したG-SHOCK

 1983年の誕生以来、腕時計にタフネスという新たな概念を築き上げたG-SHOCK。

耐衝撃性能のみならずデザイン面も注力され、これまでスポーツ、ファッション、ストリートなど、あらゆるスタイルで取り込まれてきた。やがてハリウッド映画の偉大な俳優たちにも着用されるに至る。

 2023年、G-SHOCKは誕生40周年を記念して、初代G-SHOCKのデザインを受け継いだGMW-B5000モデルから、さまざまな派生版を発表した。

GCW-B5000UN-6JR

パープルモデルのGCW-B5000UN-6JR。ビッグバンや惑星がデザインモチーフである。

 そのひとつが、今回紹介する「GCW-B5000UN」の2モデルだ。初代のスクエア型を引き継ぐ「5000」シリーズにカーボンを採用し、強さと軽さを両立したモデルである。

 本モデルは複雑な形状を構成するため、ケース、ベゼル、ブレスレット、中留それぞれに適したカーボンを使い分けることで、ステンレススティール採用のフルメタルモデル「GMW-B5000D」(約167g)に対し、約65gと61%の大幅な軽量化を実現している。

ベゼルとブレスレットにはフォージドカーボンを使用

 ベゼルとブレスレットには、高い柔軟性を備え、成形の自由度が高いフォージドカーボン(時計業界では2007年にオーデマ ピゲが最初に採用した素材)が使われている。一方、積層構造のカーボンが曲げに強いことから中留に使用されている。

GCW-B5000UN

カーボン繊維と樹脂等を混合成形するフォージドカーボンを採用した、ベゼルとブレスレット。

ケースとケースバックにはカーボンファイバー強化樹脂

 モノコックケースにはカーボンファイバー強化樹脂が採用された。

 このシリーズでは、混色成形を行い、オパールのようなきらめきを持つ独特で華麗なパープルと、クラシックなブラックの2色展開がある。裏蓋にはグラフィック・アーティストのエリック・ヘイズがデザインしたG-SHOCK40周年記念ロゴが刻印されている。

スマートフォンとペアリングが可能

 機能面では、標準電波を受信するだけでなく、Bluetoothでスマートフォンとペアリングすることで、正確な時刻を保証するモバイルリンク機能を備えている。

GCW-B5000UN-1JR

ベーシックなブラックモデルのGCW-B5000UN-1JR。

 また、ペアリングしたスマートフォンから、アラームやワールドタイムなどの実用的な日常機能を簡単に設定できる。

 さらに、便利なリマインダーや電話検索機能により、日常生活で非常に役立つ時計となっている。とても便利な時計でありながら、ユニークなデザインであることが非常に魅力的だ。


フォージドカーボンとは

 フォージドカーボンの特性は、カーボンファイバーとレジンの混合物を型抜きすることによって生まれる合成素材として生まれる。そのため、(ベゼル、ストラップ、中留上の)部分ごとにモチーフや色合い、表面上のオパールの輝きの散り具合やその分量は1本ずつ異なる。オパールの輝きは中留のパーツには含まれていない。

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