カシオ オシアナスにはどんな種類のモデルがあるの? 定番から新作モデルまでを紹介

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2024.10.05

カシオのオシアナスは、実用的な機能と洗練されたデザインで幅広い層に支持されている。ラインナップも豊富なので、好みに合った1本を見つけやすいだろう。オシアナスの魅力とともに、コレクションごとの特徴や注目モデルを紹介する。

カシオ オシアナス


CASIO OCEANUS(オシアナス)が持つ魅力

オシアナスは、日本の電子機器メーカーであるカシオが展開する時計ブランドだ。ギリシア神話に登場する海の神「オケアノス」をネーミングの由来とするオシアナスは、エレガントなソーラー電波時計のブランドとして、2004年のデビュー以来、人気を獲得し続けている。

オシアナスの魅力は主に、高い機能性とルックスを両立させる姿勢、豊富なシリーズ展開のふたつだ。


機能性と優美な造形の両立

オシアナスは、「世界中で正確な時を刻む精度と、研ぎ澄まされた造形物としての精度」を追求しているブランドだ。電波やBluetoothよって常に正確な時刻を表示する精度はもちろん、耐摩耗性を備えていたり軽快な装着感を確保していたりするなど、実用性も極めて高い。

また、オシアナスの魅力を語るうえでは、そのデザインも外せない。曲線で優雅さを、直線で先進性を表現した腕時計は、海の神オケアノスを体現していると言ってよいだろう。オシアナスは機能とデザインを高い次元で両立させた、ユーザーの理想を具現化したタイムピースなのである。

カシオ オシアナス

G-SHOCKとは対照的に、外装には曲面を多用し、ダイアルには深みのある“オシアナスブルー”を取り入れることで、多機能でありながらもエレガントにまとめ上げるデザインワークがオシアナスの真骨頂だ。


ニーズに合わせて選べるコレクション展開

オシアナスは複数のコレクション展開で、ユーザーのニーズに幅広く応えている。オシアナスの現行コレクションは次の3種類だ。

・Manta(マンタ)
・Classic Line(クラシックライン)
・3 Hands Models(3針モデル)

現在は生産完了となっているが、Bluetoothを搭載したGPS電波ソーラーのモデル、高機能なスポーティーライン「CACHALOT(カシャロ)」といったバリエーションもある。欲しい機能や好みのデザインによって、長く愛用できるオシアナスを探してみよう。

カシオ オシアナス

オシアナス「マンタ S7000シリーズ」OCW-S7000D-7AJF
“Elegance, Technology”をコンセプトに掲げている通り、カシオの高い技術力を盛り込みつつ、スリムなケースによってより上品な佇まいに仕上げているのが、コレクションの上位に位置するオシアナス マンタ。写真はホワイトのダイアルを強調することで軽快感を前面に出した「OCW-S7000D-7AJF」。タフソーラー。フル充電時約19カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.8mm、厚さ9.5mm)。10気圧防水。19万8000円(税込み)。


OCEANUS(オシアナス)のコレクション

オシアナスのコレクションには、カシオの高い技術力によって作り上げられた多様なバリエーションがある。現行の3コレクションと、Bluetooth搭載GPS電波ソーラーモデル、カシャロの特徴を紹介しよう。それぞれのコレクションから、注目モデルもピックアップする。


テクノロジーを優美にまとう「Manta」

オシアナスの中でも、マンタは特に売れ筋のラインだ。エレガントな薄型ケースにワールドタイムを備えた、優美で実用的な腕時計をリリースしている。ほとんどのモデルで文字盤にブルーが採用されており、ブランドのイメージを体現しているのが特徴だ。

注目モデルのひとつが、2024年の3月に発売された新作「マンタ S400シリーズ OCW-S400-1AJF」。ブラックの文字盤にバーインデックスを採用し、3時位置に日付窓を配置した3針モデルだ。ケースとブレスレットはチタンでできており、軽やかな着け心地を実現している。

もちろん、電波ソーラー時計としての機能もこれまでのオシアナスをしっかりと踏襲しており、4カ国の電波受信の他、スマートフォンとの接続による自動時刻修正機能も備えている。専用アプリ「CASIO WATCHES」と連携できるのも魅力だ。他にブルーとグリーンのモデルもリリースされているので、好みに合わせて選んでみよう。

カシオ オシアナス OCW-S400-

オシアナス「マンタ S400シリーズ」OCW-S400-1AJF
タフソーラー。フル充電時約19カ月(パワーセーブ時)。Ti(直径41.3mm、厚さ9.2mm)。10気圧防水。16万5000円(税込み)。

シンプルでベーシックなS400シリーズも魅力的だが、多機能シリーズも人気が高い。「S6000シリーズ」はワールドタイム機能やストップウォッチ機能を備えており、さまざまなシーンで役立ってくれる心強い1本だ。また、24面のファセットカットを施し、さらに都市コードをあしらったサファイアクリスタル製のベゼルが備わっており、エレガンスは崩さず、独創性をまとった意匠に仕上がっている。

オシアナス「マンタ S6000シリーズ」OCW-S6000-1AJF
タフソーラー。フル充電時約20カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.5mm、厚さ8.7mm)。10気圧防水。27万5000円(税込み)。

マンタに「S7000シリーズ」も欠かせない。“Elegance, Technology”のコンセプトはそのままに、流麗でスポーティーなフォルムを強調したシリーズだ。サファイアクリスタル製ベゼルをまとっていることはS6000と同様だが、いっそうスッキリと洗練されたスタイルを確立している。

2024年はオシアナス発売20周年の節目ということもあり、5月にこのS7000から新作モデル「OCW-S7000BV」が登場した。

紺碧の大海原をイメージした新作モデルで、ブルーからブラックに変化するグラデーション蒸着が施されることで、揺れる波のように光の当たる角度で色調を変えるベゼルや、ブルーのマザー・オブ・パール文字盤が特徴的である。なお、このマザー・オブ・パールは海のきらめきを表すために、あえて貝の斑が強い部分を使っているのだという。

オシアナス OCW-S7000BV

オシアナス「マンタ S7000BVシリーズ」OCW-S7000BV
タフソーラー。フル充電時約19カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.8mm、厚さ9.5mm)。10気圧防水。世界限定1200本。25万8500円(税込み)。


シンプルで時を読みやすい「Classic Line」

クラシックラインは、オシアナスのスタンダードラインだ。ラインナップはいずれも複数のインダイアルを備えているが、視認性を高めるべく文字盤のレイアウトは整理されている。1モデルだけ角形があるものの、それ以外はラウンドケースとバーインデックスというオーソドックスなデザインだ。

2024年2月には、文字盤にブルー蒸着を採用したチタンモデル「OCW-T2600-2A3JF」が発売された。2枚の文字盤を重ね、シンプルなワイドフェイスに立体感を持たせている。

世界29都市のデュアルダイアルワールドタイムが搭載されている上、都市変更が簡単な点も魅力だ。スマートアクセス機能により、サマータイムは自動で設定できる。

オシアナス クラシックライン OCW-T2600-2A3JF

オシアナス「クラシックライン」OCW-T2600-2A3JF
タフソーラー。フル充電時約22カ月(パワーセーブ時)。Ti(直径42.8mm、厚さ10.7mm)。10気圧防水。11万円(税込み)。

また、同年5月に発表されたホワイト文字盤モデルも注目したい。

真鍮が使えるアナログウォッチなどと異なり、ソーラー電波ウォッチなどは光を文字盤下のソーラーセルに透過させなくてはいけないため、自然なホワイトを出すことが難しい。しかし本作はこの自然な色味を実現し、かつインダイアルをブラックとすることで、“パンダ”文字盤を実現している。

このようにオシアナスは各ラインナップの中で、“Elegance, Technology”のために、着々と進化を遂げているのである。

オシアナス「クラシックライン」OCW-T2600J-1AJF
タフソーラー。フル充電時約22カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.8mm、厚さ10.7mm)。10気圧防水。12万1000円(税込み)。


時を超えて愛される「3 Hands Models」

3針モデルのコレクションには、トレンドに左右されずに着用できる腕時計がそろっている。文字盤は針とインデックス、日付窓だけというシンプルな構成。クラシックラインでは文字盤が煩雑すぎると感じるのであれば、こちらの3針コレクションの方が好みに合うかもしれない。

そのひとつ「OCW-T150-2AJF」は、ブルーダイアルが爽やかな印象を与える3針モデルだ。文字盤には淡いブルー、針とインデックスには濃いブルーが採用されている。ケースとブレスレットはチタンで作られており、ザラツ研磨が施された。

カシオの光発電技術「タフソーラー」を搭載しており、フル充電から約7カ月も光発電なしで動く。世界29都市のワールドタイム、パワーセービングなど、機能にも不足はない。

オシアナス 3ハンズモデル OCW-T150-2AJF

オシアナス「3ハンズモデル」OCW-T150-2AJF
タフソーラー。フル充電時約29カ月(パワーセーブ時)。Ti(直径41.3mm、厚さ10mm)。10気圧防水。7万4800円(税込み)。


角形が特徴的な「クラシックライン OCW-T5000-1AJF」

オシアナスというとラウンドケースがまず思い浮かぶかもしれない。しかし、クラシックラインとして打ち出されている「OCW-T5000-1AJF」は、角型ケースが特徴のモデルだ。本作にもザラツ研磨が施されており、歪みのない面や稜線が際立つ仕上げも本作の魅力を押し上げる要素となっている。

また、文字盤にも目を引かれる。縦ストライプが施されたダイアルは、ブルーを見切り板に入れ、かつダークブルー蒸着とストラップ装飾を施すことで実現した。

ラウンド型のモデル同様、薄いケースとブレスレットを備えているため、チタンの軽量さと相まって、装着感も良好だ。

オシアナス クラシックライン

オシアナス「クラシックライン」OCW-T5000-1AJF
タフソーラー。Tiケース(直径38.2mm、厚さ10.4mm)。10気圧防水。16万5000円(税込み)。


海の神を手元に感じるCASIOのOCEANUS

オシアナスはカシオならではの技術と、エレガントな造形を両立したソーラー電波時計ブランドだ。駆動時間の長いタフソーラー、スマートフォンと連携する機能など、利便性の高い機能を体験すれば、メーカーの技術力を実感するだろう。

24年4月現在は3コレクションを展開しており、それぞれに違った強みを持つ腕時計をリリースしている。生産完了モデルも含めて、オシアナスには魅力的な腕時計が多い。着用シーンや好みから、気に入る1本を探してみてはどうだろうか。


Contact info:カシオ計算機お客様相談室 Tel.0120-088925


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